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ひとり出版社創業日記②社名は?合同会社、株式会社、どっちにする? 税理士さんはどこがいい?

こんにちは、UMA(ゆま)です。「来年、ひとり出版社を立ち上げることが目標です」と昨年、2023年の春に宣言して、いよいよその来年、2024年になりました。自分に言い聞かせるように周囲に伝えてきたのがよかったのか、年明けからわりにせっせと動き始めました。その経緯の記録、第2回です。


社名、どうする?

まずは社名を決めなければなりません。会社を立ち上げようとするとき、だれもがいちばん悩むのがここだと思います。

わたしがこだわったのは「凝りたくない」

以前、有限会社を作ったことがあります。そのときの会社名は、一緒によく仕事をしていたデザイナーさんと考えて、居酒屋でノリで決めました。その名前は、フランス語と英語が混じっていて、有名な曲のもじり。ふたりとも犬好きだったので犬のキーワード入り。しかも長い!

おもしろかったですし、いまでもその名前に愛着はありますが、会社名を言うと、毎回聞き返されます。「ビ」じゃなくて「ウにてんてん、それに小さいイ」とか、書いてくださる方に申し訳なかったです。

なので、今回は「普通がいい」と思っていました。

それと、あまり思い入れを込め「すぎる」のもやめようと思っていました。たとえば、4年前に亡くなった愛犬の名前を入れるとかも考えたのですが、ますます引きずりそうな気がしました(まだペットロス継続中)。

そんなこんなで最後に候補に残ったのは「Studio K」「あるぼる舎」の2つでした。「K」は自分の苗字「木下」の頭文字。「あるぼる」はラテン語で「樹木」の意味のArbor。

最終的には「Studio K」にしました。「あるぼる舎」も響きが好きだったのですが、やっぱり聞き返されそうだったのと、「舎」とすると出版社らしいものの、やりたいことは出版だけでなく、これまでの写真業、ほかにもアート関連のイベントなどもあるので、なんでもできそうな「Studio K」にしました。

ちなみに余談ですが……社名を決めるにあたっては、家族や友人の意見も聞きました。よくある話ですが、わたしにとってはめずらしいことでした。というのは、わたしは何かとひとりで決めて、ひとりでやってしまうところがあります。仕事もそれができる、あるいはそうしなければならないものがほとんどでした。それはそれで楽だし、快適なんですが、60歳になろうというときにまた会社を立ち上げるなら、職業人生の最後の一周、人と一緒に仕事がしたいと思ったのです。社名を決めるにあたって、周囲の人に相談したのは、わたしにとってはその第一歩でした。

合同会社?株式会社?

合同会社か株式会社かというところについては、わたしは迷うことなく合同会社にしました。当面、社員はわたしひとりですし、ほかに出資者もいませんから、しがらみもない。設立費用も安い。株式会社を選ぶ理由は、わたしにはありませんでした。

ただ「合同会社」はまだあまり知られていないので、「合同会社って何?」と言われることが多いのはたしかです。「かつての有限会社みたいな感じです」というとなんとなくわかってもらえますが……。

まずは合同会社でいってみます。それで、実際に合同会社で不都合があったら、また note で書きますね!

税理士さん、どこがいいの?

経理については、個人事業主の間は自分でやっていましたが、法人にするにあたっては税理士さんにお願いすることにしていました。とくに、今年からインボイスだの、電子帳簿保存やらで、なにかとややこしくなっています。

で、税理士さん、どこがいいの?

探してみると、起業支援からしてくれるところがたくさんあることがわかりました。かつて起業したとき(2005年)は、こういうのは少なかったし、あってももっと高かった気がします。それだけ起業する人が増えているということなのでしょう。

そのなかで選んだのは、手数料0円、登録免許税6万円かかるところを特典4万円引きで2万円でやってくれるというところです(そのかわり、2年間の税務サポートを契約することが条件)。

調べてみると、こういうところはたくさんあって、税務サポートの月額料金、決算申告料などを合わせて比べても、料金面では、最終的にはどこもそんなに変わらないのだろうという印象でした。

そのなかで選ぶにあたって、わたしがポイントとしたのは、1)合同会社対応の実績があって、それが公表されていること、2)ウェブサイトの説明がわかりやすいこと、3)オンライン相談を申し込んでその対応がよかったこと、4)メールのやり取りがスムーズだったこと、でした。

今後の月次税務サポートについては、1)自分で記帳して、それをチェックしてもらうパターン、2)全部お任せのパターン、の2つがあるのですが(後者の方がもちろん高い)、わたしはある程度は自分でもわかっておきたかったので、前者にしました。2年、それでやってみて、自分でできそうなら、決算申告だけお願いするようにしてもいいかなと思っています。

でも、ここからまた余談ですが……結局のところは、担当してくださる方次第なのですよね。これは、以前、会社の税務サポートをお願いしていたところで感じたことです。最初の方はすごく親身になってくださって、いろいろ相談もしやすかったのですが、担当の方が変わってからは……。今後、月次のサポートをしてくださるのが、設立にあたって対応してくださった方なのか(この方はとても親切で、いろいろ気にしてくれました)、また別の方になるのかはわからないのですが、いい方だったらいいなあと願うばかりです。

税理士さんを決めたところで、次はいよいよ登記について、決めなければならなかったことなどを書きたいと思います。以下、お知らせです!


【お知らせ】甥っ子アーティスト、木下晃希を追ったドキュメンタリー番組が放送されます!

Studio K(社名を言うの、まだ照れますー)の第一作は、甥っ子アーティスト、木下晃希の画集になる予定ですが、その彼の一年間を追ったドキュメンタリー番組が4月28日(日)にMBS毎日放送で放送されます。関西圏以外では、放送後2週間、TVerでご覧いただけるそうです。どうぞよろしくお願いいたします!

2024.04.28(日)朝5:00〜
MBS毎日放送 ドキュメンタリー映像'24
「いきものを描くパラアーティスト・木下晃希」

詳細は番組サイトをご覧ください↓↓


きょうもここまでお読みいただき、ありがとうございました!これからもよろしくお願いします。

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