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本づくりがしたくて、製本の学校に通い始めました①紙ばさみ、和綴じ、蛇腹本

こんにちは、UMA(ゆま)です。春になって生活が変わった方も多いのではないかと思いますが、私もちょっと変化がありました。製本の学校に通い始めたのです。今日はそのお話をさせてください。

授業は隔週で1年間。隔週といっても、ひさしぶりの学校通いで2週間に1回というのは、案外ハードです。夏には合宿、1年後には卒展もあります。

まだ4月の2回を終えたところですが、1回目は紙ばさみ、2回目は和綴じ製本を教わりました。どちらも自分でやっていたものの、習ってみると、もっと手早くきれいにできる方法があることを知って目からウロコです。

復習もしました。教室ではもっと大きいものを作ったのですが、自宅では小さめのものを。絵は甥っ子アーティスト、木下晃希に借りました。

紙ばさみはゴムのバンド付き。和綴じは麻の葉綴じという綴じ方です。

今後習う予定の蛇腹本も予習(!)で作りました。

本文紙は厚手の手漉き和紙。糊が乾くとぴしっとして美しい。

しっかり基礎を覚えて、60歳になった時(1年半後です)本をつくる仕事を始めたいと思っています。

そう考えるようになったのは昨年、知人の本の制作編集を手伝ったことがきっかけでした。B6横サイズのかわいいアートブックなのですが、その作業が楽しくて。

これまでやってきた仕事ーー文章を書くとか、写真を撮るとか、翻訳するとか、デザインを考えるとかーーそういったことが誰かの役に立って、美しい本になるのを経験して、「つぎにやることはこれかもしれないな」という気持ちになりました。

先日、その気持ちを人に初めて話したことがあります。

「将来、本をつくる仕事がしたいんです」

「将来」と言ってしまったことに照れました。「余生」と言い直すことも頭をよぎりましたが、こらえました……。

50代も後半になると追い風なんて吹かないんだなあと思っていましたが、案外、自分のなかに使えるものがあったりするのかもしれません。

ゴールデンウィークですね。みなさんに楽しい時間になりますように。お読みいただき、ありがとうございました。

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