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U Tunes Track 08:インカニヤンバ

梅雨も明け暑い夏が始まったので、このU Tunesも気分を一新して今回からサムネイルとTOP画像をリニューアルして新装開店。

前回から1か月近く間が空いてしまったが、7/7にリリースした我々UMA CREW PROJECTのスマホアプリ「UMA CREW」にこれまでの投稿と、アプリ限定の和モノ企画をアップしているので、是非ご覧ください。

これまで、各大陸のUMAをピックアップしてきて一回りしたので、今回からは違う視点でUMAと関連する音楽を紹介していきたい。
ということで、今回のテーマは「夏」!
南アフリカのホーウィック滝に棲むと言われているが、夏になると生息地を変えるとの情報がある「インカニヤンバ」をピックアップ。

インカニヤンバ

インカニヤンバ

南アフリカ共和国のホーウィック滝に棲むといわれる伝説の巨大ウナギ(もしくは大蛇)のような生物である。インカニヤンバは肉食性で、群れで移動するといわれている。
インカニヤンバは夏の間は目撃がなくなるといわれているが、これはインカニヤンバが夏の間、ホーウィック滝以外の水域に移動しているためではないか、と推測されている。 実際、夏期にホーウィック滝から70キロメートルも離れたムコマジ川でインカニヤンバと思われる生物が目撃されたことがある。新聞社が懸賞金付きでインカニヤンバの写真を募集したところ2枚の応募があったが、2枚とも「偽物」と判断されたという。

Bokani Dyer

神々しいインカニヤンバに合わせるBGMとして、土着的なリズムにスピリチュアルなジャズを奏でる、ケープタウン大学出身で新進気鋭のピアニスト、Bokani Dyer(ボカニ・ダイアー)の「Ke Nako」をピックアップ。
南アフリカはジャズの新興地域として注目されており、南アフリカのジャズ・シーンを切り取った重要コンピ「Indaba Is」が、クラブDJの最重要人物であるジャイルス・ピーターソン率いる〈Brownswood〉よりリリースされている。本楽曲はこのコンピ内に収められている。

南アフリカの最大都市であるヨハネスブルグは、新たな文化の発信地として注目が集まっている。1990年代のアパルトヘイト撤廃以降、ハウスミュージック(BPM120-125の4つ打ちリズムの電子音楽)の人気が高まり、同国出身のクラブDJが世界でも活躍するようになる。

南アフリカでの、ハウスシーンのドキュメンタリー動画(日本語字幕あり)は、若者の価値観や現地の空気感が垣間見れ興味深いです。

また、ヨハネスブルグのDJイベントは国内外からの人気も高く、DJ世界大会のRed Bull 3 Styleや、オンラインのライブDJイベントであるBoiler Roomが開催されるなど、今や世界クラブシーンの一角を担っている。
(ちなみに、Boiler Roomは週に10本程度の動画がYoutubeにUpされており、様々なDJがプレイしているので、夜中ずっぽり音楽に浸りたい方、ご視聴してみてください。)


真夏に聴きたくなるマイフェイバリット

今回のテーマは夏なので、本稿後半も暑~い夏にこそ、聴きたい楽曲を洋邦問わずに、個人的な思い入れでご紹介。

Grant Green / Traveling To Get To Doc

アメリカのジャズ・ファンクギタリストであるGrant Greenの楽曲で、Blue Noteよりリリースしたサントラの中に収められている。本人不参加のドラムとパーカションによる高速リズムトラックが、ベッタベタにカッコイイっす。汗かきまくって踊りたくなる一曲。

Dave Cortez With The Moon People / Happy Soul With A Hook

お次は、CHRISTINA AGUILERAのヒット曲"AIN'T NO OTHER MAN"にも使われた、有名すぎるホーンセクションがインパクト大のラテン・ファンクのインスト曲。曲中にオルガンが奏でるTighten Upが一瞬の涼しさを届けてくれるが、すぐさまアツさMAXに戻る展開が好き。

The Skatalites / Guns Of Navarone

ラテン系が続きます。ジャマイカが生んだ伝説のスカバンドの有名すぎる一曲。The Specialsによるカバーも人気。高校性の頃、友達の女の子にもらったカセットテープ(当時はオススメ曲をテープに入れて、渡しあうことが楽しみだった。)に入っていて知り合った曲。

Conjunto 3D / Roda

ここら辺で、少しクールダウンも兼ねてボサノヴァを。Gilberto Gilのオリジナルよりも、煌びやかに跳ねるピアノに男女ボーカルの掛け合いが爽やかな、Conjunto 3Dのカバーの方が好み。Elis Reginaのバージョンもハンドクラップが気持ちよくこちらもおススメ。

Panorama Steel Orchestra / I want you back

日本が世界に誇る40人編成のスティールパン楽団、Panorama Steel OrchestraによるJackson 5の大名曲カバー。スティールパンの音色を聴くだけで、涼がとれる気がする。カバーの他オリジナル曲も素晴らしく、心地良くも踊れるサウンドがおススメ。

Bobby Hutcherson / Montara

最後は、夏のド定番といえばコレ!Bobby Hutchersonのヴィブラフォンで涼しさMAXに。メロウな雰囲気と浮遊感がたまらなく気持ちいい。HIP HOPの元ネタとして御馴染みで、日本ではスチャダラパーによるサマージャム’95でサンプリングされ有名に。誰もが経験している日本の気怠い夏の出来事、感情をうまくリリックに表現していて大好きな一曲。


あとがき

今回は趣向を変えて、夏(特に真夏)をテーマにUMAと楽曲をチョイスしてきたが、暑い夏だからこそアツイ音楽で盛り上がりたい時もあるし、リラックスした音楽で、まったりと涼しさを感じたい時もある。時間帯、気温、天気、季節、その時の気分で、寄り添う音楽は変わるものなので、定番曲だけでなく、新しい音楽との出会いで、今年の夏も楽しんでいきたい。



UMA CREW PROJECT【スマホアプリ始めました】


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