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ユネコン 2021.11.17 ROADSHOW

■スクリーン1:モンスターパニックムービーのすゝめ

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2016年公開 アメリカ/イギリス合作映画
「海底47m 」配給:ギャガ・プラス
https://eiga.com/movie/86190/

メキシコで休暇を過ごしていた主人公たち姉妹は、海に沈めた檻の中からサメを鑑賞する「シャークケイジ ダイビング」に誘われる。
水深5メートルの檻の中から、サメを間近に見て興奮する2人だったが、ワイヤーが切れて、檻が一気に水深47メートルまで沈んでしまう。
無線も届かず、酸素ボンベに残された空気もわずかという極限状態の中、サメに怯えながら生還を目指すが…。

極限状況下で多数のサメに襲われる映画で、檻の中に残れば酸素が無くなり、檻の外に出ればサメに襲われるという絶体絶命の状況が、序盤から繰り広げられる。
この映画のサメは「MEG ザ・モンスター」「ディープ・ブルー」とは異なり、一般的なサメであるため、インパクトに欠けると思われるかもしれないが、特に終盤の発煙筒のシーンでは強烈な印象を与えてくれるだろう。

本作はサメ映画だが、酸素切れというタイムリミットと相まって、「ソウ」シリーズを連想させられた。行動しなければ"死"が待っていて、"死"の危険を搔い潜って"生"を掴む、というストーリーが類似しているためだろう。
映画のジャンルは異なるが、「ソウ」シリーズが好きな方には是非お勧めしたい映画だ。

■スクリーン2:ホラーゲームからの移植系映画 探索

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2002年公開 アメリカ/イギリス/ドイツ合作映画
バイオハザード」
配給:アミューズピクチャーズ
https://eiga.com/movie/1019/

アメリカでの家庭用医薬品シェア90%を誇るアンブレラ社。
だが、真の姿はウイルス兵器などの研究開発を手掛ける軍事企業であった。ある日、アメリカ合衆国ラクーンシティ郊外に位置するアンブレラ社の地下極秘研究所「ハイブ」で、研究中の生物兵器「T-ウイルス」が漏洩するバイオハザードが発生してしまう。
事態を知ったアンブレラは、自社の特殊部隊を派遣させるが…。

言わずと知れた、カプコンの人気ゲーム「バイオハザード」シリーズを原作とした映画で、本作は記念すべき第1作目となる。
本作には、シリーズの代名詞ともいえるゾンビやゾンビ犬が多数登場することに加え、「バイオハザード2」で多くのプレイヤーにトラウマを与えた、リッカーが登場する。特にリッカーに関しては、原作よりも巨大かつグロテスクになっており、原作に負けずとも劣らない存在となっている。

本作の最も有名なシーンは、施設のレーザートラップのシーンで、まだゾンビも出てきていない序盤のシーンにも関わらず、多くの観客にトラウマを植え付けた。こちらのレーザートラップはゲームに逆輸入されており、「バイオハザード4」で、同様のステージを遊ぶことができる。
各種コンシューマー機(PS4 / PS5 / Nintendo Switch等)で、遊ぶことが出来るので、未プレイの方は是非プレイしてみて欲しい。

初代の映画シリーズは「バイオハザード: ザ・ファイナル」で完結となったが、リブート作品として「バイオハザード ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」が2022年に公開予定だ。
新作は、より原作にフィーチャーした内容のようで、原作のファンの方は要チェックだ。

■スクリーン3:動物 × 人間 Heartwarming Films 特集

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2000年公開 アメリカ映画
「マイ・ドッグ・スキップ」
配給:ワーナー・ブラザース
https://eiga.com/movie/49562/

舞台は、第二次世界大戦中のアメリカはミシシッピ州ヤズー。
身体が小さく力も弱いため、いじめの標的にされていた主人公は、9歳の誕生日にジャック・ラッセル・テリアの子犬「スキップ」をプレゼントしてもらう。
主人公はこれを機にスキップとの友情を育み、様々な経験を積みながら成長していく。

一人の少年が、一匹の子犬「スキップ」を通して成長していく映画で、スキップとの出会いにより生活が一変し、主人公が笑顔になっていく過程が丁寧に描写されている。
また、戦争を知らない主人公が、狩りの現場から戦争の残酷さを知る描写は見事で、戦時中のプロパガンダとのギャップを上手に表現している。

物語中盤には、スキップを軍用犬として入隊させようとするシーンがある。犬好きな方は驚くかもしれないが、成長期の子供であることや上記のプロパガンダのこともあり、当時の状況・風潮を考慮しつつ観てほしい。

本作に出演しているキャストの内、特に目を引くのが「ケヴィン・ベーコン」だ。悪役や変わり者を演じることが多い彼だが、本作では寡黙で厳しい父親の役を演じている。
主人公と会話するシーンは多くないが距離感が絶妙で、それだけで主人公との関係性が分かる程になっている。
同年に出演されている「インビジブル」とは、全く異なる演技なので、是非本作を視聴して欲しい。




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