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【ネタバレあり】キラ☆キラ感想/ロックに理解は必要なかった

「この、くそったれな世界に、精一杯の愛をこめて。」

これを鹿之助に言わせるための物語だったのかもしれない。

きらり√(Normal?)で、きらりが死んだ。
到底理解ができない死に方をした。
きらりの父の身勝手な行動で、家族の中できらりだけが被害を受けた。

きらり父は精神疾患を患っていたかもだが、鹿之助にとってはそんなの関係ないんだよ。

くそくそ!!


思えば、

どのルートでも家族(千絵の父・紗理奈の祖父)を理解する前に物語は終わっていた。

村上が語る『パンクロック論』も理解せずに冷やかすだけだった。

きらりもどこかのシーンで、

「お互い理解出来なきゃ人と人は仲良くなれないの!?」

と荒れていたこともあったっけ。

きっと『ロック』と『理解』は相容れないんだと思う。
理解されてしまった時点で、それはもうロックじゃなくなってしまう。

どんなにくそったれで、どんなに理解のできない出来事さえも受け入れて、愛を込めて
「Fuck you!!!」
と叫ぶのがロックンロールだったんだ。

え、おもろ。

対してきらりTRUE ENDでは、
きらりは死なずに歌手として大成功をおさめた。

相変わらずきらり父とは理解し合えない関係で終わってしまったけど、
仕方のないことだったのかな。
うーん。。

最後、
大人になったら第二文芸部メンバーが忘年会としてスタジオでセッションするとこでとってもとっても胸が熱くなった…!

そのあとに村上が、
「何があっても俺らは友達でいような」
みたいなことも言っていたけど、

お互いの全てを理解しようとせずにありのままを受け入れてくれる君たちだったら、
それぞれがどんな道に進んだとしてもきっと大丈夫だと思う。

最高にロックな物語でした!!


ちなみにね、
私も20歳のころバンド組んでてさ、
毎月のようにライブハウスでライブしてたりしてね、
その頃の話とかもしたくなっちゃった。

キラ☆キラで当時を鮮明に思い出すシーンとかたくさんあったから、機会があったらお話しようかな!

その時はまたお付き合いください!
どうぞよろしくお願いいたします…!

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