議論「育休という名称について」

2ヶ月の息子は最近手やメリーを見つめるようになりました。ハンドリガードという現象で、まだ自分の手を自分のものと認識していないようです。

赤ちゃんが世界へを広げていく様子を観察するのは嬉しく、本当に面白いです。

先日同じく子どもが産まれたばかりの大学時代の同級生の男の子とビデオ通話しました。そこでも聞かれた「いつまで育休なの?」というよくある質問について考えてみました。

●育休の期間について

我が家では幸い夫婦共に仕事を休んで育児に専念できています。
いつからフルで仕事に復帰するかは具体的には決めていません。会社にとっては、いつ復帰する、というのが分かっていないと困ることもあると思います。

実際にやってみると、育児に専念する期間は事前に決めることはもったいない、むずかしい、と感じました。

どんな性格、体質の子どもかも分かりませんし、夫婦でどんな風に育児に向き合うかも全く予想できません。

我が家でも今後どのようにしていくか相談中です。

●育休という言葉

育休が休暇 vacationなのであれば、事前に期間を決めて休む、お休みだからうらやましがられるし、みんながみんな長く取得しては会社も困るかもしれません。

実際とってみて、「育休」は少なくとも休みではなく、「育児合宿」でした。
生後0日から強制的に始まるオムツ替え、授乳、お風呂にお着替え。細切れ睡眠の中、常に情報を収集しつつ試行錯誤しながら赤ちゃんの成長に必死で追いついていく。

大変さでいえば「合宿」ですが、人生の転機という意味では「育児への転職」といってもいいと思います。

この育児専念期間を通して
・育児というスキルの習得
・家事スキルの強化
・夫婦のしての連携の強化
・新たな価値観の習得
・人生観の再構築
などを得ることができているからです。

●育休は「育児への転職」

休みではなく、転職といってよいほど、生活も変わるし、価値観も変わります。

逆に、前向きに転職に臨む気持ちで育児に向き合ってみるのも面白いと思いました。
転職するときは
・今までのキャリアから方向転換
・今まで得たスキルを新たな環境で自分を活かす
・新たなスキルを貪欲に習得する
・スキルを習得するのに時間と労力がらいる
などを考えると思います。

こんな風に育児に向き合えば、次の環境(もとの職場であれ新しい職場であれ)に進みたいと思った時にも、キャリアを中断したわけではなく、新たな経歴を手に入れた、と思えるはずです。

転職の場合は自分と新しい環境の相性次第で期間も働き方も変わってきます。
また、転職であれば、そのスキルを持った人を積極的に採用したい、という場合もあると思います。

育休とる、とらないの時点を迷ったり、ネガティブにとられるのではなく、

育児専念期間についてポジティブに、自信をもって、履歴書に書けるような社会になればいいし、していきたいな、と感じました。

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