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【結婚】【離婚】性格の不一致ならぬ、利害の不一致

11月22日、昨日は「いい夫婦の日」ということでSNSはいつも以上に盛り上がっていた。

晴れて婚姻届を提出したカップルや、結婚記念日を祝う夫婦。

タイムラインに上がってくるのは、もちろん仲のいい夫婦なのだろうけど、「世間体のいい夫婦」でもあるよな・・・と思ってしまう意地の悪い私である。

私は、万が一2回目の結婚をしたとしても、もうSNSで幸せをアピールすることはないだろう。

思い出はハードディスクにあればもう十分だ。


さて、離婚原因の最もたるものに「性格の不一致」と「性の不一致」がある。

性の不一致はまだしも、性格の不一致って、なんだかふわっとしていないだろうか。

最初はぴったり重なっていた二つのメトロノームの音が、だんだん、だんだんずれていく。私はそんなイメージを持っているが、皆さんはどうだろう。

「性格が合わないことは分かってたし、合わせてたけど、やっぱり無理でした」パターンか、「問題ないと思ってたのに、結婚してから性格が合わないことに気づいた」パターン。

私は前者だが、よくよく考えれば、それだけでは離婚にはならなかったと思う。だってもう、うちの場合は夫婦というより同居人だったから。共同生活だけなら、相性が悪かろうがなんだろうが、愚痴を言いながら3年以上はもっただろう。

じゃあなぜ2年も経たずに決裂したかというと、タイトルにもある「利害の不一致」だ。

フルタイム勤務で収入が安定している私。家事は苦手だけど、やらないではない。料理もする。元夫からしたら結婚しないデメリットはないだろう。一方私は薬代が馬鹿にならない病弱体質で、一人暮らしを続けるのはなんとなく不安だった。別々に暮らすことで発生するコストも気がかりだった。

利害が一致しての結婚。でも実際は割に合わなかった。家事の分担がうまくいかない。セックスしたい夫。したくない私。貯金が増えない。体調は悪化。

こんな関係は続けられない、ということで、私が外で男性を作ったこともあり、離婚した。

離婚した途端、身体の不調が回復し始めた。


結婚生活というより、思いやりのない取引関係だったな、と思う。

本当に好きな人と結ばれる婚姻関係・・・私にはもう想像できない。

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