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01. 台湾 | 出会いが欲しくて、欲しくて

読める世界一周 in Taiwan
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• 期間:2016/8/9 - 8/19 (11days)
• 旅程:大阪 → 台北 → 台南 → 高雄 → 桃園 → 北京
• 費用:88,027 (JPY) in/outの航空券代を除く滞在費
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8/9(Tue) 初日 : 死ぬ死ぬ詐欺

• 出発時、親父が片手を広げ言う「あとこれぐらいやと思っておいてくれ」(1)、と。
• 旧友との関空でメッセージやり取り「なんか失恋したみたいやわ」(2)
• ラウンジを初利用、そわそわするのみ
• あっという間に台湾。空港のATMでキャッシングして市内へ。三田製麺所で晩ごはんを食べる(3)
• スタバでwifiを有効化し、宿を確保。日本と全く同じプラクティス。

(注記)
1. 父はやや高齢。これから早2年半が経ったから、もう残りは半分か
2. この旅(ちなみに世界一周)をゆく前に、僕はもしかして死ぬこともあるかもしれないと真面目に思っていたので、それを免罪符にしながら、会いたい人には絶対に会っておこうと、中学時代に片思いをしていた彼女に会い、旧交を温め、いざ出発の際に貰ったこのメッセージを抱きしめた
3. 台北駅の2階には、微風という名のフードコートが広がり、日本食豊か。三田製麺所の隣には一風堂が並んでいる。

8/10(Wed) 台北2日目 : 淡水の歌手うまし

• York Design hotelで目覚める、今回の旅はプランが少ない(ない)
• DAISOで物品揃え、鼎泰豊でのオペレーションに驚く、日本人シフトや!
• Airbnb初挑戦は不発
• 淡水へ、金魚に足の角質をやり、夜景を見たり、寝たり
• 夜遅く、宿を移動

(注記)
※こんな感じで淡々と
※基本的には当時の原文に対し、注記でコメントを与えるスタイル

8/11(Thu) 台北3日目 : ぼんやり西門Day

• 雨、やる気出ず、エクセル作る。しばし熱中(1)
• 西門のスタバで、Airbnb再挑戦。暇かかって1つの宿を予約、行ってみると変なとこ!
• 道中、駅のフォームのベンチに素晴らしい身体をした女性が座っていたので、2往復
 ✔ 台湾は2極化が激しい気がした。鬼のような美人と、あんまりかわいくない人。でもいずれの場合も胸は大きく、眼に優しい
• 宿にてShogo君に会う。坊主の学生チャリンコボーイ!台湾を1周して、明日下北沢に帰るとのこと。連絡先を書いた紙切れは、朝も自分のベッドにあった(2)
• Hootersに夜行ってみる。今ひとつ可愛くなかった、迷走スタート。

(注記)
1. 旅全体の出納帳用のツールをせっせと作った。いつかお披露目したい。
2. 色々と話したものの連絡先を交換しておらず、せっかくやしなと、夜遅く寝る前に思い立ち、翌朝早く出発する彼が持っていけるよう、自分の連絡先を紙切れに書き、きっと目につくところに置いておいた

8/12(Fri) 台北4日目 : 陽明山は天下の険、台北の夜

• 昼前に出発、陽明山は晴れに限る。素晴らしい天気。
• YingChu(Alice)とのやり取りにウキウキ。会えたらいいのに。
 ✔ 結果、陽明山のお膝元のスタバに行き過ぎる(1)
 ✔ 居合わせた結婚式前のカップル、カメラマン、皆イケメン!
• 陽明山の周遊バスはえらい混雑。穴が空いた山を見ただけで終了
• バス代は、ちょうどいい小銭がないと、タダになったり手持ちだけで許されたり。この国、あまあまである
• 370TWD(約1,200円ぐらい)を中に残し、少額用の財布(2)を紛失。自分で落としてなくすとは平和なことです
• 帰りしな、またスタバにて宿を取る。苦労しつつ中山エリアに到着。
 ✔ 知らなかったが、林森地区といえば、繁華街エリア
• お腹が減り、飯食べるところを探してうろうろしていたら、おばちゃんの客引きに会う。飯を食えるというので入ってみたら、キャバクラであった

台北のキャバクラで水餃子を頂く
・『ゆり』という台湾人の接待を受けつつ、せっせと水餃子を38個食べた。2個はゆりが食べた。なかなか美味しかった。
 ✔ 台北の給与水準は、新卒25K(TWD)で、10年働いて35Kになる。家賃は16K、携帯1K、残8K、これでは少ないから夜はここで働いてる的なこと(3)
 ✔ キャバクラは2種類あり、日本式は静かで、台湾式は派手らしい
 ✔ ゆりは、会話の中で「大丈夫よ」とよく言った
 ✔ ショートで7K、ロングで9K、指名は1.5Kだよ、とママに伝えられた
 ✔ 初めてアフターの日は、どんな気持ちがしたの、と聞いたけど、答えはなかった
 ✔ (お客さんが)嫌な時はママに言えば、体調がよくないことに出来ると、言った
 ✔ 日本には、7回ぐらい来ているらしい。
 ✔ 最後の方に、ゆりは他の席に消え、僕も帰った

(注記)
1. 出会い系アプリを使っていたんやね。wifiのあるスタバにて
2. 強盗に遭遇した場合に備え、財布は2種類用意していた。「金を出せ!」と言われた時用のDAISOで買ったまあるいチャックのコインケース。これがなくなる、なくなる。
3. 1 TWD ≒ 3.5 JPYぐらい。ざっくりx4で計算して、気持ち割り引いてた(1割落とす感じ)

8/13(Sat) 台北いすぎ、申し訳のように九份へ

• ChiWonという韓国人の男と九份で、沢山喋った
• ChiWonのこと
 ✔ 幼い頃、夜親父がゲームを終わるのを待っていて、終わったのにやらせて貰えず、早く寝ろと殴られたことに、ひどく傷ついていたこと、を鬱になった時に親に話した、と
 ✔ 韓国の厳しい受験や、親からのプレッシャーが、彼を鬱にしてしまったみたい
 ✔ 今は(多分)リカバリーして、かわいい彼女がいる、羨ましい
 ✔ 今までのことなどを様々に話す、EunHye Linの行方や知れず(1)、残した言葉も知れず(2)

(注記)
1. 昔18歳の時にBostonで会った彼女を、僕は心の友、Soul Mateと呼んでいる。彼女がソウル出身だったからというのもある。Bostonで別れて以来、いくらかのメールのやり取りをして以来、音信不通になってしまっている。

2. ある日、彼女はある台詞を覚えてと言った。「いーぶぅんなぁーごんね」韓国では古い言葉であると。僕は、それが恐らく「お慕い申しております」的なロマンチックなものであると信じ、それを繰り返し言うと、彼女はその度に楽しそうに笑っていた。
それを未だに覚えている僕は、ChiWonにも繰り返し伝え、意味を聞くが、「ちょっと何を言ってるかわからない」と言われる。少しづつ変化させながら、壁当てをしているうちに、彼は、もしかしたら「ちょっと疲れた」という意味ではないかと思う、と言った。

8/14(Sun) 逃げるように台南へ

• 夜市を楽しむ、女の子にしか目が行かない
• クラブに行ったら閑散期、2杯ビールを飲んで帰る
• キムラさんはバイト戦士だそうです(1)、今の子(19歳)はマルチタレント。ニイミさんとは余り話せず
• この日あたりから、カレンと話し始める(2)

(注記)
1. 台南にあった素敵な日本人運営のAirb宿にいたキムラさんは、多才にも色々と仕事を掛け持ちしてた。己を称して、バイト戦士とのこと
2. Tinderを使ってたんやね

8/15(Mon) 台南 → 高雄 → 台南

• 昼始動、遅し、ちまきうまし、牛肉麺は普通
• 宿移動、楽しそうなところでありますな、高校野球を見る(1)
• 晩移動、高雄へ、夜市に行こうとした時のこの駅出たとこの雰囲気、完全に来たことあるやつや。いつの記憶かだけが思い出せない
• 夜移動、戻ってくる、地図を頼りに、Barを探したが見つからず、全く関係ないとこで飲む

(注記)
1. 日本人オーナーの宿。テレビはNHKが入った。

8/16(Tue) 台南 → 高雄 → 桃園 → 台北

• 昼まで、古い街(安保)の方へ行って目撃。なんて新しい、可憐な試み(1)
• 昼から移動、高雄駅にて待ち合わせ。wifiがないのが難儀で、地下鉄のwifiを求めて、地上と地下を上下動。
• Misakoは思いがけずバイクで到着。雨の中を二人乗り。雨が激しく顔面を打って、会いたての言葉も届かず、「わかりません!」とばかり言う。それでも指に触れる肩と、太ももで触れた腰は温かった
• カフェでゆったり筆談を交えて、小一時間。日本においでませ。
• Misakoのこと
 ✔ 仕事:飲み屋さん(Coffee+Beer)のお店
 ✔ 留学:今年の10月から1年間、埼玉は熊谷の語学学校に行く
 ✔ コーヒーが好きみたい
• 時間も押しつつ、そろそろ北へ帰らねば。まずは駅までTaxiを。
• 初利用のUberは快適も、クレジットカードがない。さっきのカフェー!
• Uberの兄ちゃんのコメント
 ✔ 「台北は人が冷たい、それは多分Busyで、時間に縛られてるから」
 ✔ 日本の東京とも似てるのかな、と今思う
• 桃園についたのは、PM6:30過ぎ。おばあちゃんが上りのエスカレーターから降ってきた。しっかり食い止めた。
• カリンは可愛いボブスタイルの髪型をしていて、日本語がとてもうまい
• これはどう?あれはどう?と聞く僕に、「人による」と繰り返した
• 彼氏がいるそうで、映画を見たあとに告白されたとのこと、台湾において夜市はデートスポットらしい
• カリンのこと
 ✔ 仕事:2職目、今は塗装機械の台湾支社、本社は横浜(2)
 ✔ 留学:日本に1年留学経験有、服装文化大学の日本語科。家は新宿から1駅で、好きなラーメンは風雲児とやすべえ
 ✔ 兄妹:兄と妹、妹はワーホリで日本にいる
 ✔ 恋愛:前の彼氏は日本人、亭主関白、合わなかったらしい。今の彼氏は台湾人で、付き合って2ヶ月になる
 ✔ その他:絵を書くのが得意、友達が出店するカフェのデザートの絵など

(注記)
1. 台湾の伝統的で荘厳な雰囲気と、現代的な若者ポピュリズムが出会って、一瞬付き合ったみたいな、そんなお祭りのようなものがやっていた。
2. 台湾では、日本語ができることによるアップサイドがあるみたい。台湾の経済圏・労働環境に日本企業が貢献していることが嬉しい。

8/17(Wed) 台北のびのび、もはや何をするでもない

• Tiaraと朝から連絡を取り始め、明日の夜ご飯を食べに行くことになった。台湾では3人目の女の子、同い年の歯科医さん、今はフランス語を勉強中
• お昼から中正紀念堂を見た、蒋介石は台湾では呼び名が異なる(1)
• Misakoが連絡を沢山くれる、こんなにガッツリと惚れられるのは久しぶり、誰以来だろうか
• Aliceは遠くへ行ってしまった。チョコレートをくれるという約束は果たされなさそう。でも行った先は日本、なんでや
• 夜、帰り道で通ったサウナへ。禁断のミスチョイス、ここで多く触れるべきや否や。触れずにおく(2)

(注記)
1. 台湾は今や近代国家ながら、その歴史は自立と略奪に振り回されていて、その思想的背景も、1. ) 元々の先住民族としての思想、2.) 日本統治時代に由来する思想、3. ) 中国占領以降の思想、の3スタンスが存在、複雑に入り乱れているらしい。蒋介石推しなのは3.)なので、うっかりとウキウキ「中正紀念堂行ってきた!!」などと台湾人に話すのはリスクが伴うかもしれない。
2. 触れずにおく

8/18(Thu) お楽しみは、最後に来るもんや

• 昼までダラダラする、昨日のことを少し引きずっている
• 洗濯をして、乾燥をかけて、長々とホテルにいる。1泊延長、今回の旅で最長の(同じ宿に)3泊となった
• 15時頃、Misakoからクレジットカードが届く、巨大なピーナッツのお菓子とともに、なんでや
 ✔ Misakoはとっても俺のことを好いてくれてるみたい。1時間半ほどの逢瀬で、どうしてなのだろうか
• 国立の博物館は諦めた、踵を返して、永康街へ
• U BikeでまたUターン、台北駅からすぐの喫茶店で、Tiaraと会う
 ✔ 時間はギリギリ、汗だくにて到着、店の中を見やって探す
• Tiaraのこと
 ✔ 初対面の印象が素晴らしく良い。品がある、小さく手を振って場所を教えてくれる。今思えば、最初のうちの笑顔は、少し作ってたような気がする
 ✔ 途中からか見せた、邪気のない笑顔や動きは愛らしく、最後にトイレから戻ってきた3時間後の姿は、しばし別人かと見惚れてしまうほど
 ✔ 立ち上がると、思っていたより小ぶりで可愛かった。彼女の住む家の近くの駅まで送って、別れる
 ✔ 何から話を展開したのか知れない、もう一度、全部聞き直したい

最後の夜

• Tiaraと別れてから、最後の夜
• 夜市を見つけて入る。バスケットボール、10球中7球入れればいいというゲームは6球で終了。8球中6球成功から、2回あったチャンスは決めたかった
• U Bikeで走る走る。橋を渡る。思わず声が出てしまうぐらいの愉悦、無事に帰った。思い出深い一日になった。昼までの静寂が嘘みたい。
• 夜、随分と長い間、起きていた。上のを書いてしまいたかったのだと思う。4時頃就寝する。

(以上)

よくぞここに辿り着き、最後までお読み下さいました。 またどこかでお目にかかれますように。