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戦の終わりと戯曲の無料公開

6月9日(火)正午、その戦は終わりを告げた。

予想通り、という冷静さと、やはりか、という少しの悔しさがあった。
けれども、わたしなりに気持ちはたくさん伝えたので、また来年にむけて粛々と準備をしていこうと思う。わたしたちはいつだって、ただ投じて、そして願うことしかできないのである。
それにしても今年は、大変な春だった。


ということで、2020年サンリオキャラクター大賞にて、わたしの推しであるタキシードサムさんが、昨年に引き続き10位を獲得しました。
継続は悔しい気持ちもありつつも、10位に残るというのは本当に大変なことですから、喜んでいきたい所存。

そして、投票のお手伝いをしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。お手伝いしてくださった方々へ、既に酒を計100杯以上奢ることが確定しているので震えています。

結果発表の無観客配信のアーカイブは、メンバーじゃないキャラもはぴだんぶいを踊ったり、パレード未参加キャラもKAWAII FESTIVALを踊るので貴重です。あと「ポムポムプリン手長くね?」とすら思えるほど、サムさんの手が尋常じゃなく短いということがこの動画でわかるのでよいです。

以上、推しごとでした。


続いて、お仕事についてのお知らせです。

わたしが主宰・脚本・演出をやっております、演劇おひとりさまユニット「カミグセ」の、2016年以降に発表した戯曲を、この度無料公開することになりました。
短編と長編、合わせて9本を取り揃えておりますので、よければ是非ご覧ください。

また、今回戯曲を無料公開するに至った経緯をまとめたコラムも書きました。今後は各作品の見所なども、徐々に(基本昼間は仕事なので本当に徐々に)書いていきたいと思っていますので、こちらも是非。

書こうと思っている見所コラム、多分ずいぶんと時間がかかりそうなので、公開している戯曲をアバウトに一瞬で紹介します。


『隣の芝生の気も知らないで』(長編)

太宰治『女生徒』を原案にした、女の子たちの一日の話。
カミグセ史上過去最大級のモノローグ祭。
衣裳が可愛い(戯曲関係ない)。

『SとNの間の香り(再演)』(長編)

ループSF系全寮制女学校もの。
まるで女学校ものが大好きな人みたいですが大好きです。
衣裳が可愛い(戯曲関係ない)。

『ねえ、聞いてよ、ウォンバット!』(長編)

舞台上でかき氷を作りたくて書いた作品(マジで)。
木造アパートを改築したシェアスペースで上演しました。
ネタっぽい作品を作ろうとしたら最終的にバキバキにいつも通りの作風になった、あと珍しくわたしが少し出てきます。

『タナトスのガールフレンド』(短編)

はじめて原案を「買って」作った作品。
20分以内×二人芝居という個人的縛り企画の一環で書きました。
百合ではないです、念の為。

『Re:タナトスのガールフレンド』(短編)

上記作品のリメイク版。
制限を取っ払って、順序の整理やエピソードの追加がされています。
もう一度言いますが、百合ではないです。

『ちちとちとちち』(短編)

当初のタイトルは『おっぱいパンツ』でした。
母と娘が大量の洗濯物を延々畳む。
モノローグは無いですが、これもわりとわたしらしい作風な気がします。

『ざり蟹、水辺を遠く離れて』(短編)

イベントにお呼ばれした際に作って、その後再演しました。
どちらもキャパが少なく、この世で上演を観たことがある人は60人くらいしかいません。
水仙が咲く頃にしかできない3月限定上演の作品。

『砂埃立つ、遠き水辺で』(短編)

上記の『ざり蟹〜』の続編にあたる、過去&未来編です。
わたしの作品にしては珍しく、男性がよく喋ります。
ほぼ朗読劇と言っても過言では無いくらい、延々喋ります。

『思い出にニスを塗れ』(短編)

原案は辻本直樹さん(関係舎)から買ってきました。
田舎にある絵画教室のお掃除をする話です。
短編なのに過去と現在を行ったり来たりする忙しい作品。


といった具合に、前述の通りのアバウトな説明ですが、間違ったことは多分言っていないので、もしよかったら読んでみてください。

もう一回リンクを貼る。


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