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自論

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短編詩集みたいに書いてます。 忙しいときにこそ、読んでもらいたい一転語のようです。
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#思い出

自論②⑨:「幼少の記憶⑸ <神隠し>」

真夜中の町田市の山の麓に 民家がポツンとあって、 そこに色んな地区の人たちが宗教行事として集っていた。 「わたし」は、まだ、幼少間もない頃のことであって、 文字も書けない年頃のことであった。 民家の外に大きな野原があったのを覚えているが、 野原の草むしりを弄って遊んでいると、 そこに幽霊が寄ってきた。 その幽霊は、白い女の幽霊なのか、 はたまた、ゲートボールっぽい爺爺なのかは、覚えていない。 されとて、知らない森の方に連れ去られるように遊ばされていたのであ

自論②⑦:「学生の記憶⑷ <中高生の学生部合宿の思い出>」  

ああ、あの頃を思い出す。 私は、中学高校大学も含めて HSの春夏冬の合宿を毎年行って遊んでいた。 そこで思い出に遺っていることがある。 友人が家から持ってきた「ダチョウの卵」 夜寝る前に、およそ16人みんなで遊ん「UNOカードゲーム」 騒がしい野外BBQ 川の中の魚とりとその食 源頼朝の生まれ変わりが若者の相撲取合戦を観賞して「盛り上がってるね」のエールの一声。 源頼朝の生まれ変わりが合宿の下山式の時に、中高生みんなの前で司会をしてくれたときに「家に帰宅するま

自論②⑤:「学生の記憶⑶ <自事故での一命>」

小学5年の夏休み 同じクラスの友達が一緒の自由研究のグループになり、 博物館に出かけた。 帰りにその友達とチャリンコでお家に帰ろうとしたら、 首に掛かっていた手提げ鞄の持ち手が足に絡まって、 道路端の壁にぶつかって気絶した。 数分後か、目を開けたら周りにたくさんの人が群がっていた。 助かったとみんなが喜んでいた。 この時からか、精神的感覚が少し入れ替わるような感じがした。 腕にはかすり傷が残った。 あれは一体何だったのだろうか。 愛とは何かをけだし感じた

自論②③:「学生の記憶⑵ <初恋>」

小学1年生の頃、 学校の授業が終わってからの下校のとき 学童腕白クラブへ遊びにいつも行っていた。 そこで気になる女の子がいた。 でも、話すことがなかった。 2年生になってから俺は腕白クラブに行かなくなったが、 その頃に、その女の子と同じクラスになった。 そして、校内のクラスの隣にある男女トイレ そこで、いつの間にか、隣同士になって、愛の告白をした。 この時の俺の気持ちは、気になる子から好きな子に入れ替わった。 すると、バレンタインデーの日に、同じクラスの女

自論②①:「学生の記憶⑴ <目立ってハイピース>」

小学校の日光の修学旅行のとき、 全学年の集合写真で、みんなのど真ん中の前の方に立って、 天上に顔向けながら、ピースをした。 人前に立ちたがり屋だったのか、なぜそんな行動をしたのか覚えていない。 これをある中学校同級生だったチリに在住の女性友人はクスッと笑ってチリ人彼氏にその写真を見せて笑っていた。 俺が昔、目立ちたがり屋の性格なのか。 中学の頃、演劇部に入って、その女性友人と部活の練習中にふざけることの方が多かった。 それで先生に怒られてばかりいたそうだ。 あ

自論①⑥:「幼少の記憶⑶ <子供の頃のお盆休み>」

九州の田舎に 父方の祖両親の民家がある そこへ遊びに行った あの夏の20年前のこと。 民家から歩いて森道を歩くと、 海辺が広くある。 そこの浜辺の奥にはクラゲが立ちはばかり 浜辺の手前では砂の中から、小ガニが数十匹戯れている。 また、民家の海側とは反対の方向へ歩くと、 アメンボはスイスイ、トンボが高い山の付近の小川からウヨウヨと飛んでいく。 民家は農作物も蜜柑畑もある。 民家の田んぼには、カエルがぴょこぴょこ跳んでおり、 虎柄の巨大な蜘蛛も潜んでいた。

自論⑨:「耳差別」

私は両耳がどうやら悪いようである。 左の方は、高い音が聞こえないと診断された耳。 中学の頃、毎月、風邪引きしては、鼻水を垂らして、 いっぱいティッシュで強く鼻を擤{ka}んでたら、 耳の栓が取れたようだ。 右の方は、低い音が聞こえにくい耳。 だから、そっちに人の話を左で聞こうとしたら、 耳糞が右より少し溜まったようだ。 周りの人から、耳が悪いことで罵倒される。 耳鼻科に行ってないのが申し訳ない。 そういうサイレンが鳴っているかのようだ。 ただ、耳が悪いからと言

自論⑧:「幼少の記憶⑵ <兄弟剣果>」

古いボロアパートの中での記憶。 其は、20年前の頃のことであった。 白い剣のおもちゃで、 弟と 剣道みたいに稽古っぽいことをして 遊んでいた。 エイッ、エイッ! とやり合い、 振り方をミスってしまって、 弟の頭上に直撃。 すると、弟は鼻から血を流した。 今でも、笑えるこの一面。 弟と剣でお互いやり合ってる感じは、塩っぱい思い出に過ぎない。 「剣道」の稽古では、 演劇の剣道の剣で、侍をどう倒すかという本格的なお芝居のこと。 そういう槍撃ちをしてた時

自論⑥:「幼少の記憶⑴ <霧の中のバス停>」

保育園児の頃。 思い返せば20年前のことだったか。 登園前の交通手段は過酷であった。 父と弟と一緒に保育園まで向かった。 弟と同じ保育園。 父は送り迎えした後、出社した。 それは、朝であった。 霧のかかったバス停。 信号場の先には 周りには日産マーチが駐車した新築の一軒家があり、 バス停の目の前には 空き地に虎柄のロープが架かっていた。 私はそこで縄跳びのようにジャンプしたり、 綱引きのように紐にぶら下がったり、 虎柄のロープで遊んでいた。 バス