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英国のひどい不動産事情の犠牲者は外国人だけではないらしい

ヨーヨーの仲良しのクラスメイトのママのサラさんが、7月末に会ったときに「うち、来週引っ越しするの」と言っていた。

2人の子供が大きくなったからそれぞれに部屋が必要で(弟がヨーヨーと同じクラスで、上に6年生のお姉ちゃんがいる)数軒先にうつるという話だった。近くで広い物件が見つかってよかったねと言っていたのだが、

昨日、公園でばったり一緒になって、
「そういえば、新しい家には慣れた?」と聞いたら、

なんと直前になって不動産屋が何かをやらかして話がおじゃんになり、結局今のフラットにあと半年住み続けることになったとのこと。

「えっ、それって半年後には入れるの?」
「それが、違うの。最初から探し直し!」
「うわあ、それはたいへん」
「そうなの。引越し業者も解約だし、二段ベッドは手放してしまったから子供たちは床にマットで寝るしかないし、なにより、梱包がやっと終わったのをまたひらかなきゃだし・・・」
「それって…なにか補償されるの?」
「何にも。もう、信じられない話でしょ」

サラさんは憤慨していた。

日本であれば実に信じられない話だけど、まあロンドンだとたまに聞くレベルのひどい話だなと思った。

それにしても、彼女はロンドン生まれ・ロンドン育ちの英国人なので、外国人だから雑に扱われるわけではなく、現地の人も等しくひどい目に遭うのがロンドンの不動産事情ってやつなのか、とも思った。

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40代半ばで夫婦はじめての海外暮らし。旦那は一年の私費留学を終え、現地で仕事開始。7歳と4歳で渡英した子供二人はバイリンガルになれるかな?表では書けないニッチな話や個人的な考えも盛り込みつつ、ワンコインで月に20本前後をお届けします。購読中はマガジン内の過去記事(200本以上)もすべて読み放題です。

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