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損をしない情報の集め方【意思決定者に注意を払おう】

今回は株とかの話ではなく、プロジェクトや事業に関わる全ての人に向けて、損をしないための「意思決定」に目を向けようというお話です。

これは自分自身の決断もそうですが、周囲の人が行う意思決定で煽りを食わないように事前に情報を集めておくというお話です。

他人や情勢はコントロールできないため、起きてしまったらどうしようもありませんが、それを事前に知っていれば、対応する準備ぐらいはできるでしょうというところが一番大きなポイントです。


季節の変わり目はいろいろ起きる

現在は2019年の6月後期なので、1年間の約半分が終わろうとしています。会社としては四半期決算なのか、上期決算なのかわかりませんが、中間決算らしい時期に切り替わるタイミングでもあります。

2019年はかつてないほど大変な時期でしたから、これから状況はまた刻一刻と変わってくるかとは思いますが、各プロジェクトリーダーやオーナー、または仕事を進めている方の多くはいまだ不安を抱えながら、未来に立ち向かっていることかと思います。

私たち全ビジネスマンが行うべきことは、自社の情報、周囲の情報含めて影響を受けそうな情報を常に収集しておき、どんなことが起きた時も柔軟に動けるように準備と心構えをしておくことです。

ではそのためにはどんな情報に目を配っておけばいいのかという点についてお話を書いてみたいと思います。



最終決定者の意思決定、
そのタイミングや時期を抑えておく


現在進めているプロジェクトやお仕事、取引関係者がいると思いますが、その際、最終決定者の意思決定がどこで決められることが多いのか、どのタイイングなのかを知っておく必要があります。

毎年3月や6月などは、取引先の担当者や配置や方針が大きく変わるんだよ!っていうような情報があるのであれば、そこに目を光らせておくことがとても重要です。



気をつけるべきは「会社の期末(決算前後)」
中間決算時期など


いつの時代も「振り返り時期」、とくに「期末(決算期)」は、3ヶ月単位のクォーターの切り替わり時期は、プロジェクトのシュリンク、中止、チーム人員の削減、広告費削減、人の異動、方針の転換、人員の削減などがよくあります。

会社の動きとしては、3ヶ月単位で行動を振り返るタイミングであり、よくない、これから準備しなくてはいけないために必要なこと、にあわせて準備や修正を行うからです。会社の経済活動においては至極自然なことです。

最悪な事例はプロジェクト自体の中止、クローズになりますが、それが起こりやすい状態はどういう時かなどを知っていれば、心の準備や考え方、行動の仕方などが少しわかりやすくなるのでは思ったので、具体的にどういう情報に目を配ればいいのかについて簡単に書いてみたいと思います。


0:タイミングは3ヶ月毎に起こると知る

上にも書きましたが、会社の動きや方向転換は遅くとも3ヶ月単位で振り返りが入ることが多いです。その中でも大きな決断がされやすいには会社によっても様々ですが、3月、6月、12月など。

3月は決算時期とかぶることが多いのと、日本全体で人の動きが多い時期。6月は3月の決算を受け他あとでの行動の指針を実行するタイミング。12月は年度の切り替えというところで区切りがいいとみられやすい時期。


1:会社の全体業績がよくなかった場合

予算が捻出できなくなった場合や、急遽プロジェクトの優先度が前後する場合などはよく新規プロジェクトや仕掛品のプロジェクトが飛ぶことはよくあります。

2:プロジェクトの進行が芳しくない場合

進行が芳しいか芳しくないのかは社長に近い決済者が最終判断するわけですが、あまりにも報告内容がよくなかったり、進捗度がよくない場合などは、開発期間の目処や収益性が悪いと見られ、クローズ判断にならざるを得ないことも多いです。
また既存プロジェクトの売り上げがあまりにも低迷しているときなども同様です。

3:社長や決済者が変わる際

御上の権力が強大な場合による意思決定が起きた時、または、役員会などでトップが変わる場合なども、会社の方針転換もよく変わります。プロジェクトがなくなる、ペンディングされるなどはよくこういうことも起きます。


4:社長留保を上げたい時

最近ここの事例も多くなったと思っています。これは売り上げがいい時や業績自体が好調であったとしても、今後の見通しが不安だったり、大きな方針転換や投資を行うために、早い段階で人員もプロジェクトも整理しようという動きです。

この場合は感知がとても難しく、常に上位層や意思決定者に近い立場の人から情報収集をしておく必要がありますので、常にアンテナを高く保っておく必要があります。


対岸の火事では済まされないのが
今の世の中

上記のタイミング、事情において、よく会社の大方針や、プロジェクト存続の有無が問われることなどがよく起こりえます。

そのため、私たちは常日頃から社内の情勢や情報に目を向けつつ、社内人事の動き、社外の動き、世情、法律などにも注意しておく必要があります。

あわせて、どんなことがあってもブレない根幹の強みを磨き続けること、柔軟に取り掛かれる行動力とフットワークを身につけることも今のご時世では重要ですね。



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