見出し画像

「Boys」ホントはこんな風に歌ってんじゃねぇのか?【ビートルズ全曲歌詞和訳チャレンジ】

ロックバンドに
民主主義は似合いません。

だいたい、
強烈な個性を持った
スター的なヴォーカリストや
ギタリストがいて、
その音楽性や
ルックスに牽引されて
ロックバンドは生きていくのです。

しかし
このビートルズ、
その強烈な個性を持った
スター的なヴォーカリストが
二人もおりました。

そうです。
ジョンさんとポール君です。

え?
ジョージ君?

あ、彼は、まあ。


さて。
冒頭で触れたように
ロックバンドに
民主主義は似合いません。
が、

ビートルズは
そんじょそこらの
バンドとは違います。

ダブルスターである
ジョンさんとポール君は
自分たちで作曲、歌うほかにも
ほかのメンバーにも
歌う機会をちゃんと与えています。

しかも、
自他共に歌が苦手と
認めている
ドラマーのリンゴちゃんに

アルバム中必ず1曲は
リードヴォーカルを託しています。

これは解散するまで、ずっと。

懐が深いですねえ。

と、いうことで

「Boys」

です。

歌の内容に触れる前に、
まあ、なぜかホッとする
リンゴちゃんのヴォーカル、
お聴きください。


この「Boys」、
もともとは「シュレルズ」という
女性グループの楽曲。

要は女の子が
「男ってさあ、
こんなこと考えているらしいわよ」

なんて噂話をしている歌ですね。

しかし、
ビートルズはもちろん男の子。

よってこんな感じに
聴こえてしまいます。

「Boys」(二丁目の?男たち)

I've been told when a boy kisses a girl,
takes a trip around the world.

男の子が女の子にキスすると
別世界にイッちゃうらしいな。

Hey, hey (bop, shoo-wap, bop-bop, shoo-wap)
Hey, hey (bop, shoo-wap, bop-bop, shoo-wap)
Hey, hey (bop, shoo-wap, bop-bop, shoo-wap)
Yeah, she says "You do!" (bop, shoo-wap)
わっはっは
マジでマジで
たまんねえな
そう、あの子言ってたぜ、
「イッちゃうイッちゃう」って。

My girl says when I kiss her lips,
get a thrill through her fingertips.
そういや俺の彼女言ってるよ
「唇同士が触れた瞬間、指の先っちょにまで
電気が走っちゃうみたい」

Hey, hey (bop, shoo-wap, bop-bop, shoo-wap)
Hey, hey (bop, shoo-wap, bop-bop, shoo-wap)
Hey, hey (bop, shoo-wap, bop-bop, shoo-wap)
Yeah, she says "You do!" (bop, shoo-wap)
ひゃっはっは
やばいやばい
そんなにいいのかよ

そうそう、彼女言ってるよ
「やってみたらわかるよ」って

Well, I talk about boys.
Don't you know I mean boys?
Well, I talk about my boys, now
... ah... boys!
Well, I talk about my boys, now
... What a bundle of joy!

ちなみにこれ、
オトコたちの話よ?
オトコたちの話し
してんだからね
やっぱオトコたちが最高だよ!

疑惑?

人気絶頂のビートルズ。
いつも仲良さそうに
ひとつのマイクに
口を近づけて歌う姿に

「あれ?ちょっと、
仲良すぎじゃない?」

などとゲイ疑惑も
囁かれていたそうで。

そこを逆手に取ったのか
オトコがオトコと
キスするのが
最高にイイ!

そんな風にも聴こえちゃう

まったく一筋縄では
いかないところが
ビートルズの詞の世界ですね。

しかも、カヴァー曲なのに。


さて、
次回はオリジナル曲、

「Ask Me Why」
です。

お楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?