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流行りモノに手を出さない

どうも、ウクモリ ヒロオです。

今日のお題ですが、何気に仕事において大切にしていることかもしれません。なぜそう思っているのかを語っていきたいと思います。

昨日の投稿に、鳥撮りを期待していた方も多いかと思います。まだ、写真の選定などが終わっていないので、もう少しお待ちください。

レッドオーシャンに巻き込まれたくない

一番の理由は、レッドオーシャンに巻き込まれたくないからです。言葉を変えると、差異性が打ち出しにくい状況になりたくありません。

例えば、松山工業のような工業用の素材や部品を扱う会社が、タピオカミルクティーが流行っているからという理由で、二番煎じで参入したとします。おそらくは他のお店との差異性につながるような部分が見出せず、しかも、ブームはとっくに去っている訳ですから上手くいきません(笑)仮に少し上手くいったとしても、ブームが過ぎれば廃れてしまうので、長続きしません。

マーケティング理論を学んだことがある方がいらっしゃれば、そもそも弊社のような会社がタピオカミルクティーの分野に進出すること自体、良くないと感じるはずです。とても奇抜な事例のように思いますが、他社を見ていると、ここまで異業種に振り切るケースはあまりないものの、「おやっ?」っと思ってしまうことがあります。

私は、今の会社に入った20年前から、基本的には「工業用の素材や部品を扱う会社」という軸をブラさずに守っています。最近は単に部品を扱うというケースだけでなく、製品化全般のお手伝いなども行っていたりします。イベントなどをやるのも、軸をより太くするためのブランディングの一環です。レッドオーシャンに巻き込まれないようにするためには、軸を守るためになにか他のアプローチはないかを考えることが大切だと思っています。

より長く続けられるものを追求したい

私の会社は、昭和から平成初期まで、「アノードキャップ」というブラウン管テレビ用のパーツを、世界シェアの約半分、ほぼ全てのテレビメーカーに供給していました。ブラウン管テレビの生産が終わるまでの30年、弊社はこの部品のトップランナーとして走り続けていました。その余韻に浸り、超保守的な会社になってしまっていたことが私を苦しめましたが、歴史自体は素晴らしいものだと感じています。

昨年、雨後の筍のように各社がフェイスシールドやマスク、消毒用のアルコールを扱い始めた時、私はそういったものに全く興味がありませんでした。なぜならば、長く持っても1年くらい。しかも、需要と供給のバランスが整ってしまえば、後発組が生き残ることはとても困難だと理解していたからです。

その労力を本業に向けた方が良い思ったからこそ、昨年末あたりからは新規案件の相談が多く寄せられ、今年はお手伝いしている案件の受注が増えました。私は業界自体が厳しくなれば別ですが、やはり軸となるものは守った方が良いと思っています。その方が、長期的に見て安定するとも考えています。

流行ったあとに必要かどうかが分かる

2月頃に流行ったClubhouseなどもそうですが、ブームが去った後にどうなるかを知ることも大切かもしれません。実は私はまだ、Clubhouseで定期イベントを続けていて、そこで仲良くなった人とかなり懇意になりました。他のSNSと比べ、会話を通じて人柄が分かりやすいので価値を感じています。結果的にルームに合う方がリピーターになってくれるので、良いツールだなと思っています。noteも同様で、以前使っていたアメブロとは違った良さがあります。

私は、いわゆる定番と呼ばれるようになるためには、努力だけでなく、社会的な要因が重なり合わないとうまく成就しないと考えています。ただ、ひとつだけ言えるのは、まずは続けることが大切だとということ。続けなければ、ゼロからイチを生み出すことは出来ません。なので、流行っているかどうかが基準にはなりません。

こんなことを考えつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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