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研ぎ澄まされた音との出会い

どうも、ウクモリ ヒロオです。

私は経営者になる前、かなりの頻度で経営者向けのセミナーに通っていました。同じような境遇の方が集まっていたので、励みにもなりました。今は、学び以上にアウトプットが大切だと考えているので、セミナーに行っていませんが、あの時に学んだ経営の基礎は今でも活かされています。

ところで、経営者に求められることは沢山ありますが、その中で感性を養うためにアートに触れることが大切だと教わったことがあります。講義のあと、クラシック音楽を聴きに行ったり、絵画鑑賞する経営者仲間が増えましたが、私はそういった流れには同調しませんでした。

なぜかというと、私は常日頃からアートに触れる習性が備わっていたからです。ハードロックで心を揺さぶられ、写真撮影を通じて自然や四季の変化に感動し・・・なので、アートと言われた時に新たに何か特別なことを始める必要がありませんでした(笑)

なんでこんな話から始めるかというと、昨日はかなり特別な体験をしてきたたからです。伺ったのは、由紀精密さんという精密加工を得意とする会社でした。昨年、某所で代表の永松さんと偶然出会い、SNSで懇親を深めつつ、事務所にお邪魔するように。昨日は二度目の訪問でした。今回同席したのは、写真のイベントで講師役をお願いしている写真家の藤田修平さん。なぜ、藤田さんをモノづくりの会社に・・・というのには訳があります。

ネタを明かせば、由紀精密さんが製造・販売しているレコードプレイヤーの視聴をさせて貰える機会があり、オーディオマニアの藤田さんにも同席していただいた・・・そんないきさつです。私は以前、同じ場所で前機種である「AP-0」で視聴させていただく機会がありました。今回は、後継機「AP-01」で視聴させていただきました。

由紀精密さんの公式サイトより引用させていただきました

ご覧の通りプレイヤーのデザインの美しさに惹かれるものがありますが、それ以上に永松さんこだわりが惜しみなく投じられている、かなりハイエンドな機種です。実際にレコードに芯を落とすと、そのこだわりが音となって目の前に現れます。あえて「現れます」と表現しているのも、そのサウンドがとてつもなく立体感が伴った心地良いものだからです。

前回は、イルカさんの「なごり雪」のライブ盤を視聴しましたが、今回も改めて聴かせていただき、音の分離だけでなく、息づかいまで聞こえてくるような、「まるで目の前で演奏している」感じのサウンドに改めて驚愕しました。

藤田さんが持参した、THE BEATLESの「Rubber Soul」の収録曲を何曲か聴きましたが、こちらも音の分離が素晴らしく目を閉じると4人が並んで演奏しているかのような錯覚が起こりました。左手でリンゴのドラムが鳴り、右手でジョンの歌声が響く。そしてコーラス部では一列に並んだ4人の歌声がパーッと浮かび上がる。コーラスに入った瞬間の臨場感、本当に驚きました。

CDでは何度も聴いていた、Led Zeppelinの「Led Zeppelin II」のオープニング曲「Whole Lotta Love」が秀逸で、CD音源・・・というか、普通のプレイヤーとのあまりの差に、眼が開きっぱなしになってしまいました(苦笑)

このプレイヤー、お値段は税込で4,290,000円とのことですが、音にこだわり持っている方は購入してしまうんだろうな・・・そんなことを感じました。当然ながら、私は無理ですが(笑)

ちなみにプレイヤー以外は、あくまでもハイスペックとはいえ、マニアではスタンダードクラスとして認識されている機器だそうです。ということは、組み合わせによっては、もっと凄い音を聴けるのかもしれません。私の耳でさらなる違いが認知出来るかどうか、微妙なところですが。

どちらにせよ、音を極めると私のような素人でも、違いが分かるほど艶を感じるサウンドに触れることが出来ました。また、永松さんと、極めた音を理解出来る藤田さんをおつなげ出来、本当に良かったなと。今回のご縁が、なにか面白い化学反応が起こればなと思っています。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!



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