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さらに正道を歩むために

どうも、ウクモリ ヒロオです。

4月から新たな環境で・・・という方も多いかと思います。この時期は購読している日刊工業新聞を読むと、大手企業の経営者が入社式で新入社員に向けて発した言葉が掲載されているのですが、毎年志向を凝らしている方が多い半面、コアコンピタンスになりうる言葉、つまり事業の中核となる言葉を発信している方がどれだけいるのかが気になります。

私の会社の場合は「お客様のお役に立つために出来ること」という、とてもシンプルな言葉を発信しています。迷った時に立つべき視点、とるべき行動はこの言葉だけで表現できることに気付いたのは、実は15年も前になります。

ありがたいことに、この言葉を発し続けていたからこそ、この視点に立って行動してくれる社員がだいぶ増えました。最近は不具合などが発生しお客様にご迷惑をお掛けした際は、この言葉がとても効果を発揮するようになりました。まずは行動、報告はあと。時には、かなり遠方まで代替品を手持ちでお届けするといったことも、事前承認なしで対応が出来るようになりました。

「正道を歩めばいいのに」

実は20年前に入社した際、常に感じていたのはこの想いです。お客様ではなく、自分たちの都合の良いようにことを運び、迷惑をお掛けしても自分ごとになっていませんでした。今でも覚えていますが、私がこうした方がお客様にとって良いのではないかと提案した時に帰ってきた答えは、「そんなことをしたら、私たちが忙しくなってしまうじゃないですか?」という信じられないものでした。

今、様々な要因により経営者にとっては厳しい環境下にありますが、私がこのように安心して毎日noteを更新し続けているのも、前述のような考えを持った社員がほとんどいないからです。また、お客様から新たなご相談でお声掛けいただく機会も増えていることから、ポジティブな考え方を保てているからです。

お客様の課題は様々な面で捉えることが出来ます。最近は部品選定のプロセスにおいても、環境配慮型かどうか、コンフリクトミネラル(紛争地域で産出された原材料であるかどうか)で無いかどうかなど、配慮すべきポイントが多岐に渡っています。SDGsの考え方に共感していますが、達成までのプロセスをどうするかは企業にとって大きな課題になっていることは間違いありません。

私の会社では、そういった面もかなり応じられるようになってきました。ただ、その一方で社員1人あたりに対する業務負荷のかかり方が、年々上昇しているようにも感じています。なので、経営者としてはこの課題を改善することをこの半期のコミットメントとして取り組もうと考えています。

数年前までであれば、新たな方法を追求していたと思うのですが、今回は方向性を変えて足元で何が起きていて、どのようにすれば状況が良くなるのかを可視化した上で、しっかりと成果を出したいと思っています。だからこそ、私の考えを…というよりは、モデレーター役に徹しようと。日々、ウェブイベントやclubhouseで培ってきたモデレート力が試されようとしています(苦笑)

こんなことを考えつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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