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これってユーザーフレンドリーなのかもしれないと思った件

どうも、ウクモリ ヒロオです。

先週末、新しいシェーバーを購入しました。私はヒゲが柔らかめなので、シェーバーの刃がほとんど痛みません。なので、これまで使ってきたものは10年間も使い続けてきました。当時、キャッシュバックキャンペーンをやっていたため、実質数千円で購入したシェーバーでしたが、ブルーの本体が気に入っていました。ただ、今年春ごろから刃をカバーする金属の薄板が痛んできてしまったため、残念ながら買い替えることに。

量販店のシェーバー売り場に行ったことがある方は分かると思いますが、あのエリアはモノが小さいため、所狭しと各社のシェーバーが置かれていていつも驚かされます。同時に、数多くの候補の中から自社の製品を選んでもらおうと各メーカーの販売員が必死なので、あまり居心地が良くありません(苦笑)

私は高額なシェーバーは要らないため、販売員の誘いに負けず、これまで使ってきたブラウンのエリアをチェックしに行きました。驚いたことに、ほぼ同じようなモデルが売っていました。品番を見たら別番号だったため、同じ製品ではなさそうでした。また、ブルーが品揃えになく、ブラックしかありませんでしたが、全く悩まう事なくほぼ同じようなその製品を手に取りレジへと向かっていました。その間わずか数分(笑)

帰宅後に洗面で新旧のシェーバーを比較したところ、形状がほぼ同じであることに気付きました。コンセント差込口など、若干の変更があるものの、そのほかの部分はほぼ変わっていませんでした。

ここでふと気づきました・・・もしかしたら、刃の部分そのまま使えるんじゃないかと・・・。

で、試しに付け替えてみたら・・・付いてしまいました。

ということで、当面はブルーの本体を使い続けることにしました。いったいいつまで使い続けられるんだろうとちょっと驚いています。刃の部分だけ交換すれば良かったじゃないか・・・そう思う方は正解かもしれません。ただ、10年も使い続けたモデルが現行品のままだとは思ってもみませんでした。シェーバー業界はこんな感じなのでしょうか?

もし、これがブラウンの独自のやり方だとすると、相当ユーザーフレンドリーだなと思います。なにせ、10年前から使っていたシェーバーがまだ買えるって凄いことだと思いませんか?これを他の製品、例えばスマートフォンだったり自動車だったりと当てはめていただければわかりますが、普通であればモデルチェンジを繰り返しているので、絶対に不可能な領域だと思います。むしろ、モデルチェンジしていないものを探すことの方が大変な時代になっているんじゃないかとすら感じます。

今、私はリサイクルについて考える機会が多くなっています。こういった事例、本当はもっと広がっても良いのではないかと感じます。ソニーはMDR-CD900STという、1989年にまずは業界向けに発売を開始したヘッドフォンを今でも作り続けています。業界のスタンダードとなっているヘッドフォンだからこそではありますが、修理パーツも供給されていて修理しながら使っている人を多く見ます。スタンダードだからこそ、モデルチェンジする必要がない・・・そんな製品が数多く誕生すれば、リサイクルに対する意識も変わるんじゃないかと思います。

肝心なブラウンのシェーバー、ホームページをチェックしてみたところ、実はブルーもまだ健在だと分かりました。ということは、このタイプの製品はスタンダードモデルとして生産を続けているということになります。同じモデルを販売し続けている姿勢・・・とても素晴らしいなと思いました。同時に企業側の状況を考えれば、同じ製品を生産し続けることにより、コストや過度なプロモーションなどの抑制にも寄与しているんじゃないかと感じます。

まさにメーカーとユーザーの双方にとって、共存共栄のモデルというべきケースかもしれません。

こんなことに気付きつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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