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フライヤーコレクターへの道④

どうも、ウクモリ ヒロオです。
フライヤーコレクターの道も4回目。気が付けばフライヤーは増え続けているので、当分の間はネタに困ることはなさそうです(笑)

戦場のピアニスト

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今回は「戦場のピアニスト」について語っておきたいと思います。
というか、この映画のフライヤーを見つけることが出来、本当に嬉しかったです。
この映画は、第二次世界大戦中のワルシャワを舞台に、ユダヤ人ピアニストのウワディスワフ・シュピルマンに実際に起こったことを元に映像化された作品です。とにかく、迫害を受けながら、絶望的な状況に置かれながらも誰かに救われ続ける彼の人生は奇跡としかいえません。特にドイツ人将校のホーゼンフェルトとの出会いこそが全てかもしれません。

決して派手な映画ではありません

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この映画は映像美や見ていて癒される・・・そのような要素はほとんどありません。どちらかと言えば、徐々に荒廃していく街並みに戦争の無意味さと悲しみが増すばかりの映画です。当然、終盤では事態が好転しますが、それでも淡淡と映画は進行します。

ただ、私はホーゼンフェルトと出会った時のシュピルマンの弾くピアノの旋律が、映画の「静かなるハイライト」として記憶に残っています。
屋根裏部屋に身を隠し、強制連行されるのを待逃れていた彼が許されなかったのは【音を出すこと】。彼の命ともいうべきピアノを弾くことは許されませんでした。
だからこそ、ホーゼンフェルトの命令でピアノを弾くことになり、ひさびさに指に命が宿った瞬間は、静かなる衝撃を受けます。

実は色々と悩んでいた時に出会った映画です

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この映画は2002年に公開されました。
私が見たのはDVD化されてからなので、少し遅れて観ました。
作品に出会ったのは、ちょうど今の会社に入社したばかりの時期。まだ経験値が浅くて様々な面で悩んでいたころです。
なので、決してスカッとするような作品ではありませんが、生きることの大変さや、人生には自分では解決しようがない理不尽なことが起こることを教わります。また、ここが重要かもしれませんが、偶然が重なってシュピルマンが不思議と生き延びてしまう状況も心に刺さりました。
この映画、自然体で生きることの素晴らしさを考えるキッカケになった作品でもあります。格好いい言葉を並べても、どうにもならない時がある・・・この作品はそんなことも教えてくれました。

シュピルマンとホーゼンフェルトのその後

映画の最後、シュピルマンとホーゼンフェルトのその後について明記があります。第二次世界大戦という悲劇の中、壮絶な人生を送った二人がどんな末路を歩んだのか・・・是非とも映画で見ていただければと思います。

また、モヤモヤすることが多い世の中だからこそ、この映画で感じられる「生きるチカラの不思議さ」を多くの人で共有出来ればとも思います。

美しいピアノの旋律が、荒廃した街の悲惨さをさらに強調しています。
ただ、ピアノの旋律が美しさは、荒廃した街並みを見ずとも感じ取ることが出来ます。
美しいものを美しいと言えない時代があったことを考えれば・・・今はまだ恵まれた時代なんだなと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。感謝!


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