メタル界で言うところのソウルメイト
どうも、ウクモリ ヒロオです。
ひさびさに音楽の話題ですが、ハードロックやヘヴィーメタルの世界で良く聞かれた言葉に「ソウルメイト」というキーワードがあります。
例えば、ディープ・パープルというバンドの場合、皆がソウルメイトだと言っているにも関わらず、比較的短期間で「ソウルメイト解消」に発展するケースが多かったりします。
モトリー・クルーなどのように、リユニオンしてメンバーが不動になる場合もありますが、意外とレアなケースかもしれません(笑)
最強のソウルメイト(笑)
私の知る限り、良い作品を作りながら袂を分かちあった関係の中で、最も強烈だったのはこの二人です。
イングヴェイ・ヨハン・マルムスティーン
ジョー・リン・ターナー
ライジングフォースは元々、イングヴェイが立ち上げたバンドで、この二人が作ったアルバム「オデッセイ」はかなりの意欲作でした。
私はこのアルバムが結構好きで、楽曲も速さもありつつポップさも保った傑作だと今でも思っています。
1988年、私がまだアメリカで高校に通っていたころに地元で彼らのサイン会がありました。
当日、CDショップに到着した時には長蛇の列が出来ていました。
初めてのサイン会、どんなものか分からずに並びましたが、日本のそれと違ってひとり一人との会話が長いので本当に進まないんです。
1時間半くらい待った時点で、あと10名程度。
そんな状況下、別件の用事があった友人が泣く泣く離脱・・・。
2時間待ってサインして貰ったのがBURRN!!の表紙でした。
少しずつ貫禄が付き始めていたイングヴェイは、「コイツ誰だよ!」って自らの写真を指していましたが、ジョーはいたってクール。
終始ガヤガヤしていた店内を後に、宝物を胸に帰宅したのを今でも鮮明に覚えています。
ジョーが語った後日談
かなりの月日が流れ、ある時BURRN!!を読んでいたらジョーのインタビューが掲載されていました。
そこに書かれていたのは、ライジングフォース時の彼の苦悩の日々でした。
真相は別として、「高速の貴公子」と共に過ごした時代を酷評していたんです。彼が送ってきたのは曲ではなく、ただのギターリフだったんだよ。俺はそれを曲にするのに苦労したぜ的な(苦笑)
当時は「ソウルメイト」だと、一生の中を誓い合っていた関係の二人。
決別した背景はそれぞれに原因があったかとは思うものの、ミュージシャンの意志の強さが激突したのかな…そんなことを思いました。
性格が丸くなることがあれば
あまり期待はできないでしょうが、それでもあの組み合わせは結構好きです。ソウルメイトと呼び合う仲にはならなくとも、長い人生を経て、再びタッグを組んで大好きな「Rising Force」を超えるような曲を作ってほしい二人でもあります。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。感謝!
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