よし田さんの宝船熊手
どうも、ウクモリ ヒロオです。
土曜日は朝早くから浅草酉の市に行ってきました。今年は一の酉が土曜日、二の酉が祝日だということもあり、混み合う前に熊手を分けて貰おうと、10時にはお参りの待機列に並んでいました。一緒に行った方も、当初は「そんな早くに行くんですか?」と仰っていましたが、私の予測は的中し、その時間帯でも待機列はかなりの長さになっていました。おそらく、お昼頃に行った以降に行った方は大変だったんじゃないかと思います。
お参りを済ませて向かったのは、熊手を毎年分けていただいているよし田さん。10年以上前に台東区の仲が良い経営者の方に紹介され、工房見学をさせていただいたのが出会いのきっかけで、それ以降は熊手を分けていただくため、一の酉に行くようにしています。
よし田さんが1年かけて手書きで作り続けている宝船熊手は、林家正蔵さんら落語家や、大多福や浅草今半、香味屋などといった地元の飲食店から愛されています。
宝船熊手は、単に手書きにこだわっているだけでなく、可愛らしさ、温かさといった「作り手のぬくもり」を感じることが出来ます。他の熊手屋が時代の変化を反映させた熊手を飾る中、ぶれずに同じものを作り続ける・・・しかも、浅草酉の市のためだけに1年間かけて精魂込めて熊手を作り続けていることに驚かされます。
予想していた通り、よし田さんは大盛況だったため、朝早くに行くという選択をして良かったです。おそらく、私が分けて貰っている小さな熊手は、土曜日だったということもあり、かなり早い段階で無くなるんじゃないかと思います。もしかしたら、一の酉でなくなってしまったかも。そんな賑わいっぷりでした。
私自身、宝船熊手を分けて貰うようになってから、文字通り無病息災・家内安全・商売繁盛・・・そんな状況が続いています。そろそろ、もう一つ大きな熊手にしても良い時期ではありますが、やはり身分相応をという姿勢を崩さぬようにしたい・・・そう思いつつ、熊手を分けて貰っています。
今年は、絶妙な位置で鷲舞が観れました。参拝待機列がちょうど良い位置でないと、このような姿は観られないのでとてもラッキーでした。今年は混み合うだろうからとカメラは持っていかなかったので、ちょっとだけ悔しいです(苦笑)
午前中だったからか、あまり海外の方は見かけず・・・インバウンド効果での混雑も予想していたため、ちょっと意外でした。ただ、酉の市の後に移動した浅草は、逆に日本人の方が少ないくらい・・・そんなギャップに驚きました。どちらにせよ、酉の市は今のままの方が良いかなと感じました。
ちなみに移動後は、浅草の地元の人に愛され続けている水口食堂で、ちょっと早めのお昼ご飯を食べました。このお店も、元々は最中だね(最中の皮)を作り続けている、種亀さんという会社の6代目社長から教えてもらいました。写真の「炒り豚」は、何とも言えない美味しさなので、ときどき無性に食べたくなります。味は・・・実際に食べていただいた方が良いかと(笑)
水口食堂は時々メディアに取り上げられますが、あまり観光的な色が付かず、どちらかといえば地元の人が多い感じです。気になる方は、是非とも行っていただきたいのですが、あまり有名になると困るのでほどほどにしておいていただけると助かります(苦笑)
どちらにせよ、今年もしっかりと宝船熊手を分けていただけたので、引き続き無病息災・家内安全・商売繁盛を維持していければと思っています。
こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!