仮説を提示するということ
1. たとえ真偽(*1)不明であったとしても、仮説が提示できる場合、その仮説が存在することそのものは真である。この仮説の提示というプロセスは真偽判断プロセスと同等以上に重要だ。
2. 仮説によって理論体系は構築可能だ。この理論体系の構築の基礎となる仮説が真偽不明(*2)であったとしても、その理論体系を構築する上で生じた仮説の中で真偽不明性が確認可能な命題は存在し、それらが重要な場合もありうる。
3. 無限の次元から有限に落とし込む場合、たいていその命題は真偽不明である。真偽不明な命題を考え続ける、すなわち仮説を提示し続ける習慣は、機械学習全盛時代で重要であろう。
*1 ここでの真は必ずしも完全なる真理を表しているわけではない。真偽はあくまでも確率的な「確かさ」でしかない
*2 ある理論体系が、真偽不明である仮説を基礎とする場合、体系的役割については有していない
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