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3歳の子供と行く香川・徳島の温泉旅行記

9月末は結婚記念日。金曜日に有休をとり、2泊3日で温泉旅行に行ってきた。行先は香川と徳島。香川・こんぴらさんは大好きなホテルリゾート・共立メンテナンスの新施設「敷島館」に行ってきた。


1日目

初日は滋賀を出発して香川・こんぴらさんの温泉宿へ向かう。

たこせんべいの里

出発は8時。子供ができてからはのんびりとした旅が増えたなー
滋賀を出てまず向かったのが淡路島にある「たこせんべいの里」。四国に行く途中にあるし、インターチェンジから降りてすぐなのでちょうどいいおやつスポットだった。

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キレイな施設の中には20種類くらいのせんべいが無料で食べ放題。息子氏が止まらない勢いで食べている。お菓子だけどせんべいだからか、たくさん食べさせても罪悪感が皆無。

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平日ということもあり、たこせんべいの里には観光客というよりも地元のおじいちゃんおばあちゃんらしき人が大量にいた。コーヒーやお茶も無料で飲めるので、ちょうどいい井戸端スペースになってるみたい。
高齢者のかたは「会話をするために」病院へ行くケースが結構多いらしいので、こういう会話できる場所を作るのはいいことかもーって思った。たこせんべいの里的には常ににぎわっているように見えるし、医療費削減にもなりそう。

世界のタコ消費量31トンのうち14トンは日本人が食べているとか、トリビア的なことも学んだ。タコを極めているのは日本人ってことか。

さぬきこどもの国

香川に着いてからは高松空港の真横にある「さぬきこどもの国」へ。子供ができてから旅先で公園に行くのが定番になった。

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こどもの国は空港が目の前にあるので離着陸を間近で見られる。遊具も屋外・屋内遊びきれないくらいにあった。巨大なジャングルジム(?)とか木のプールとか水遊びできる小川とかフライトシミュレーターとか変わり種自転車乗り場とか。

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そして無料。さらに立地が悪いので空いている。小学生以下の子供連れなら結構おすすめできる場所だった。

普段は抱っこ星人の息子氏も良く走って良く登ってた。多分普段は歩くのがめんどくさいだけな気がする。そろそろ追いかけることに本気を出さないといけないレベルで動くようになってきた。大きくなっているなコイツ。

敷島館(夕方~就寝)

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17時前くらいにこんぴらさんにある敷島館に到着。入った瞬間の畳敷きに「おおー!」ってなる。簡単な説明を受けて部屋に入ると、これまた部屋に大興奮。

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色使いもいいしサイズ感もいい。コンパクトな部屋に贅沢を埋め込む混むことに関して日本人の右に出るものはいないなー。息子氏と奥さんは扉という扉を開けて「これなにー!(息子氏)」とか「コーヒー挽くやつがある!(奥さん)」とか楽しそうにしてくれていた。予約した甲斐があるというものです。

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夕飯まで少し時間があるのでお風呂へ向かう。息子氏が「パパとママと入りたいのー」と言っていたので、貸切風呂から入ることにした。
敷島館は4つの貸切風呂があって、どれも無料で入れるようになっていた。息子氏と「全部入れるかな?」と話しながら盛り上がる。風呂を見た瞬間の顔もなかなか良かった。家族3人だけなので泳いだり水をかけあったりしてたくさん遊んだ。

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お風呂上りは夕食会場へ。見渡してみると金曜日ということもあってお客さんはまばらで空いているみたいだ。イスに座ってビールと黄金柑(みかんジュース)で乾杯する。料理も色々あるので息子氏が食べれるものもちょいちょいあった。

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どれもこれも美味しかった。ただ息子氏が別の席へおでかけしたりしていたので、「夫婦でのんびりと結婚記念日を過ごせるのはいつになるんだろうか…」と話しながらちょっと忙しめに食べた。
まあでも、「畳(床)でゴロゴロしてていいから、畳の外に行くのはなし。畳から出たらデザートと温泉なしだよー」と伝えたら机の下でゴロゴロするようになって、ちょっとゆっくりできるようになった。会話が通じるし、駆け引きもできるし、息子氏も成長しているんだよなー。床がキレイな畳で良かったわ。あと奥さんの写真を撮ろうとしたらなぜか邪魔し続けてるのが面白かった。

食後は旅館の外を散歩していると、宿の人の車で近くの夜間イベントに連れて行ってもらえた。

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こういうの初めて見るので新鮮だった。落語が始まったあたりで予想通り息子氏が飽き始めたので帰ることに。実は僕も飽きてたけど。
帰りの車内で旅館の人とちょっとだけ話す。敷島館は先月オープンしたばかりでわからないことがまだ多いらしい。イベントにしても「神様がこんぴらさんから下ってくる日は灯りをつけてはいけないから、参道沿いの客室はとりあえず閉じることにしたんです」とか「特別な日は神様より高い場所にいてはいけないから、何階から上は販売しないようにしたんですよ」とか話してもらった。同じ共立メンテナンスのリゾートでも、場所によって全然違うおもしろさを感じた。

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大浴場に入って、アイスキャンディーを食べて、わらび餅を食べて、夜泣きそばを食べる。

敷島館は無料の食べ物が多くて小腹が空くことが全くない。お腹いっぱいなのに食べたらおいしい不思議な感じ。〆のラーメンも食べきれなそうだから家族で1つにしたけれど、食べてる途中は「もう1個貰っても良かったな…」と思ってしまった。あっさりして美味しいんだよなー。寝る前だからおかわりはやめたけど。

部屋に戻って歯磨きをしたら僕と息子氏は一瞬で寝てしまったらしい。最近出張が多くなったころからか、息子氏がママよりもパパにくっつくことが増えてきた。


2日目

2日目は香川から徳島へ向かう。

敷島館(起床~出発)

起きてからは日記(この文のこと)を書いた。奥さんは一人で大浴場へ。子供ができてから朝の時間がとっても大事になった。

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「温泉に行くよー」と息子氏を起こしてあげる。いつもは不機嫌にゴロゴロしているときも多いのに、今日は「温泉!」と言って笑いながら起きてくれた。温泉効果が半端ない。食事の前に温泉に入り、飛び込んだりして遊んだ。

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朝食はお膳とハーフバイキング。子連れにはバイキングってとっても嬉しいことに気づく。息子氏が出歩いているのは行儀が悪いのではなくバイキングだからであり、一緒にレストランを散歩してても違和感がない。子供向けの施設はデザートだけでもバイキングにすべきと思った。
ここで事件が起こる。バイキングのラストオーダーを告げられて息子氏とスイカを取りに行くと、なんとすでにスイカは完売していた。「スイカは…?」とショックを受ける息子氏の後ろからすかさず、仲居さんが「スイカかな!今切るね!」と厨房に入ってくれた。

息子氏は夕食も朝食も良く出歩いていたけれど、幸い多くの人から「かわいい…」とキュンを与えられていたようで、ハートフルな時がそこには流れていた。仲居さんが持ってきたスイカは志向をこらしたデザインだったのだけれども、スイカの皮で作った飾りを持ちながら「食べれないじゃん!」と言いのけた息子氏には「確かに…!」と思いつつ、「そろそろデザインを理解しろ」と思わずにはいられない。

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食後も風呂に入り、部屋に置いてあった豆から挽けるコーヒーをゴリゴリ挽いてもらって、宿を後にする。
「またお部屋帰るの?(息子氏)」と何度も聞いていて、相当敷島館が気に入ったようだった。来年も共立メンテナンス系列に泊まろう。

中野うどん学校

旅館目の前の「中野うどん学校」でうどん打ち体験。おじさんの説明がユーモラスでおもしろい。うどん生地をこねて、伸ばして、切る。粘土の延長みたいな感じで楽しんでるみたいだったけれど、包丁だけは先日指を切った一件もあって嫌がってた。
生地を作るときは「女々しくて」とかの音楽に合わせて生地を踏んでいったんだけれども、息子氏は奥さんがはしゃいでる姿を受け入れられなかったのか無言でママを見つめ、そして目線をそらして遠い壁を見始めていた。息子氏よ、ママはパパと違ってはしゃげる人なんだよ。

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打ったうどんをその場で釜揚げするんだけど、自分で作ったからか、お腹が空いていたからか、小食の息子氏も結構な量を食べていた。ちなみに僕が切ったうどんは「今まで見た中で一番細いですよ!(店員さん)」らしく、うどんというよりワンタンの切れ端みたいなものになっていた。

こんぴらうどん工場併設店

うどんを打ったけれども本物のうどんが食べたくなり、前もいったことがある「こんぴらうどん工場併設店」に行ってきた。相変わらず本通りから離れて路地も狭いので辿り着くのに苦労する。だけどその分美味しく感じる。

孤独のグルメに出てきそうなさっぱりとした食堂内には観光の人よりも作業着のおじちゃんのほうが多い。レジで「初心者におすすめ」と書かれた温玉ぶっかけを頼んで席へつく。

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コシがすごい。コシの強さとするんとしたのど越しが気持ちいい。讃岐うどんを毎日食べてたらアゴが強くなりそうだな。
ちなみに息子氏は外で遊びたかったらしく、夫婦交代で食堂に入ってた。奥さんが食べている間、息子氏は猫じゃらしでカマキリを釣っていた。どっちにしても讃岐うどんは息子氏には噛み切れないかもしれない。博多うどんのほうがあってるだろうな。

さぬきこどもの国(2回目)

雑誌を見ながらどこに行きたいかを息子氏に聞いてみると、なんと昨日も行ったさぬきこどもの国に行くことになった。旅行に来て、公園に、連日でいくことになるとは。大人だけで行く旅のときは観光地をせわしく巡る旅だったけれど、息子氏と行くようになってからは「香川に来ている意味とは?」と感じるように旅が多くなった。
でもこれも良いかなと今は思えるようになった。観光地を巡る旅はどこかタスク管理的な旅になりがちだし、息子氏に選んでもらったほうが意外性も高いから、これで良いかなって。同じ公園でもやっぱり地元(滋賀)の公園とはずいぶん気持ちが違って、旅は移動が大事だなって思う。

木のプールに埋めたり、小川で泳いだり、変わり種自転車でぐるぐる回ったりして遊んだ。昨日と違って土曜日だったからか人は増えていたけれども、混雑するほどじゃなくて過ごしやすかった。自転車以外は無料だし、いいとこだ。息子氏の足が届く自転車はなかったけれども、後ろから押してあげると段々ハンドルさばきが上手になっていって、やっぱり子供は慣れるのが早いなって思った。

車の中では一瞬で爆睡。そういえば車で移動するときに動画も見ないし騒ぎもしなくなって、ずいぶん楽になったな。

徳島ラーメン 奥屋 藍住本店

徳島のホテルに移動する間にラーメン屋さんに寄った。Googleマップで「徳島ラーメン 座敷」と検索して見つけた「奥屋」さんは、狙い通り子連れ歓迎の店だった。

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多分「座敷」って検索ワードに入れると子連れ歓迎の店に出会える可能性が高い。
Googleマップで検索するのが便利すぎて、多分食べログとかその他サービスが軒並み死ぬ気がしている。

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徳島ラーメンのご到着。すき焼きのような濃い目の味付けに卵とひらひらのお肉。ご飯に良く合うスープがとっても美味しくて、細麺もスルスル食べれる。我々のミスだけれども、スープを濃い目にしたらちょっと濃すぎたのが残念だった。徳島ラーメン(または奥屋さん)は元々濃い味なのかもしれない。
息子氏も食べてくれた。この旅行中に学んだ「たくさん食べないと温泉入れないよー」というキラーワードのおかげでちょっとずつ食べるようになってる気がする。

サンルート徳島

ホテルにチェックインして、すぐさま大浴場へ向かい、ビールと桃ナタデココで乾杯して、早めの就寝。特筆することはないけどキレイで良いホテルだった。


3日目

最終日は徳島から滋賀へ帰る。

珈琲日出蔵

徳島のホテルでは朝食なしのプランにしていたので、カフェでモーニング。店内は天井が高くて窓も大きく、解放感がすばらしい。

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ドリンクは種類が充実していてコーヒーだけでも10種類以上ある。かわいいラテアートが見たくてカフェラテを注文。奥さんはカフェモカ、息子氏は無料のりんごジュースを注文した。

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モーニングもピザも美味しかった。朝から3人で2,700円も使ってしまったけれど満足度が高い。贅沢な朝はいいなー

あすたむランド

今日も無料の公園「あすたむランド」へ。アスレチック、じゃぶじゃぶエリア、科学館、イベントエリアと無料なのに施設がたくさん。イベントエリアではHYが歌いに来ていた。

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息子氏はアスレチックとじゃぶじゃぶエリアだけで3時間くらい遊んでいた。じゃぶじゃぶエリアでは小学生くらいのお兄さん、お姉さんに遊んでもらってご満悦のご様子。公園に来ていてもずっと一緒にいなくてもよくなって、ずいぶん楽になったなー

https://www.asutamuland.jp/


おわりに

2泊3日の温泉旅。息子氏は敷島館の温泉と部屋が特に気に入ったみたいで、「温泉の部屋に帰りたいー」と事あるごとに言っていた。
何か悪いことをしたときの新たなマジックワードとして「温泉行くのやめよっか?」と言うと大体言うことを聞いてくれるという副産物も。今度は12月に北海道旅行。楽しみだー

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