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3歳の子供と行く冬の北海道・星野リゾートトマム旅行記

今年の1月に初めて北海道に行ってからというもの、毎冬の北海道旅行が定例化しつつある。

息子氏は今のところ雪は北海道しか知らず、海は沖縄とバリしか知らない。3歳のくせに贅沢なやつだ。

1月の北海道旅行では札幌を観光したので、今年は星野リゾートでのんびり過ごすことにした。ちょうどWinter Seasonが始まったばかりの安い時期を狙ったので、1泊11,000円で朝食やプール、温泉も付いているとう意外とコスパが良い旅行になった。
ちなみにこのnoteで使っている写真は全部スマホのGoogle Pixel3で撮ったもの。


1日目 新千歳空港温泉

午後2時くらいに新千歳空港に到着。
初日は新千歳空港内にある温泉施設・新千歳空港温泉に宿泊することに。

新千歳空港は温泉だけでなく映画館やゲーセンなどもあり、飲食店もかなり豊富。もし日本の空港に住むなら断然新千歳空港。

白樺山荘

まずは北海道のラーメンを食べる。空港内だけでラーメン屋が10店舗くらいあった。やはり住める。

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今回選んだのは白樺山荘というお店。平日2時くらいだったので空いてた。

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ゆで卵が無料。無料だと思うと食べる気もないのに2個食べてしまう。息子氏は殻をむくのにハマってた。

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味噌ラーメンと正油ラーメン。味噌は札幌ラーメンの王道らしく、白味噌とゴマ油をメインにした濃厚ラーメンだった。どちらもスープが美味しい。具はちょっと冷たいかな…
口コミを見ていると、空港内のラーメン屋さんは本店と比べると味が落ちる場所が多いみたい。物足りない気もするけど、空港で食べられるラーメンだと思えば美味しかったな。

新千歳空港温泉

温泉にチェックイン。飲食店街の1つ上のフロアにあるので移動も楽々。

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温泉は内風呂と露天とサウナが2つずつ。広々としていて清潔感がある。温泉から見える空港の夕焼けがきれいだった。露天は立ち上る湯気で前が見えない程で、北海道の露天風呂、凄いなって思う。湯船の外は信じられないくらい寒かった。

朝夜あわせて3回入ったけれどずっと空いていた。休憩室も膨大な数の椅子があって、飛行機の欠航があったときでも全員入れそうなくらいだ。

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今回は息子氏もまだ小さいので大人1人5,000円の個室を取っといた。5,000円で部屋、風呂、朝ごはんが付いてるんだから、コスパはいい気がする。

今日は疲れたので部屋でだらだらする。贅沢。外に出たら空港内のいろんなお店があるのに、温泉の中にある飲食店で済ましてしまう堕落感。

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北海道らしさよりも「こういうお店で外さないメニュー」を頼むのがいい。意外と美味しくて、「こういうのでいいんだよ」という孤独のグルメ的な味わいがあった。


2日目 トマムへ

トマムへ向かう。新千歳の気温が-10℃。吐く息が真っ白だ。

特急スーパーあおぞら

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新千歳空港で特急券を買ったんだけど、どうやらトマムはSuicaとかのICカードが使えないらしい…
調べてみると北海道でICカードを使えるのは、むしろ札幌付近だけらしい。在来線だと無賃乗車がまかり通ってしまう区間が結構ありそうな気がする。

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新夕張あたり。トマム方面へ向かうに連れて段々と雪深くなっていく。

星野リゾートトマム

新千歳空港から1時間40分。トマム駅に到着。意外と近い。
トマム駅からは星野リゾートの送迎バスに乗ってホテルへ向かう。5分ほどで到着した。雪山の中に突如現れる4つのタワーはシャレている。

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バスから降り立つと圧倒的な雪山で、12月なのにめっちゃ寒い。

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息子氏は早く遊びたいらしくて、着いた瞬間から少しだけソリをする。息子氏は初ソリにご満悦のご様子。

スープカレーGORAKU

スキーウェアを着ないでソリをしていたから身体が一瞬で凍ってしまった。銀世界からスープカレー屋に逃げる。息子氏が「寒いー死んじゃうー」と泣き言を吐く。

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お店の中は、温かくて、身体がじわじわと温まる。この選択に間違いはなかった。やっぱり寒いときにはスープカレーだ。

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頼んだのはチキンのカレーと野菜のカレー。中辛は意外と辛くて、すするとむせるほどだった。味はめっちゃおいしい…すべての具材がホクホクで、スパイスも絶妙。
辛いのが苦手な息子氏は辛さ0にして食べていた。辛さは本当に0だったようで、美味しそうに大人の半分くらいをモリモリ食べていた。

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カレー屋以外にも施設内にいろんな飲食店があって、次はどこにしようか悩んじゃう。

ソリ(ニポタウン)

食後は星野リゾートで滑りまくる。子連れに優しいニポタウン。

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ニポタウンでソリが無料で借りられたので家族で1時間くらい滑ってた。途中で中国人に2回ひかれる。

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慣れてきた息子氏はボブスレーみたいな感じで寝ながら滑るのにハマったらしい。

星野リゾート・タワーの部屋と値段

ファミリールーム的なところに泊まったからか、ロフトがあって息子氏が大喜び。「ぼく上で寝る~」って登りまくっていた。

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トマムの部屋からの景色。

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12月上旬は値段が安いらしく、1泊朝食付きで11,000円だった。星野リゾートって高いイメージがあったけれど、時期を狙えばめっちゃ安いのかもしれない。
ちなみに一週間後になると遊べる施設が増える関係で料金が2倍になってしまう。

プール(ミナミナビーチ)

お部屋で着替えてプールへ。真冬のあとに真夏のレジャー。さすが星野リゾート。オールシーズンのレジャーを用意してやがる。そしてプールの規模が凄い。
ちなみにプールの料金は部屋代金に含まれている。星野リゾートむしろ安いのでは。

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気温は32℃。外は雪が降っているのに不思議な気分。
30分に1回は波が発生していて、子供とのレスキューごっこが捗る。

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ボールの中に入れるぐるぐる回るやつも無料。息子氏は気に入ったらしくて2回やらせてもらってた。

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「もう1回やっても良いですか」ってご丁寧にお願いしてて、3歳児成長したなと思う。

雪見風呂(木林の湯)

ミナミナビーチにある木林の湯へ。雪見風呂ができると思って期待していたけれど、かなりストイックな風呂だった。
まさかの内風呂が水風呂しかなくて、温かいお風呂は雪見露天しかない。身体を温める手段もなく雪降る外に裸で突っ込むのは中々勇気がいる作業だった。

温かいお風呂は露天しかないくせに、室内にはサウナと水風呂と休憩室はあって、「北欧か」と思う。特に休憩室は瞑想ができそうなくらいに静かで、サウナーは結構好きそうなお風呂だった。
スーパー銭湯みたいなのが好きな息子氏は「これだけー?どうしてー?」とかなり不満だったみたい。

海老・蟹・魚卵専門店 Eni

ご飯屋さんが並んでいるエリアが夜でオシャレになってた。

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キャンプファイヤーみたいなのがあらゆるところにあって息子氏のテンションも「BBQやー!」とあがる。

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晩ごはんは海鮮丼。ファンキーでかわいらしい店内は子連れの家族がたくさんいた。

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メニューを見た息子氏が真っ先に「これにする!」と指さしたのは、2,900円の痛風丼とかいう高級丼。しかも1人で半分以上も食べていた。ええんやで…好きなだけ食べて大きくなりや…

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その頃パパとママは金額合わせのための1,500円丼を食べる。これも十分美味い。だけど僕も痛風になりたい。

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1日中遊んだこともあって、息子氏は食べながら半分寝ていた。

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深夜に花火が上がってた。


3日目 スキーDay

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本日は快晴なり。ゲレンデコンデションも良好とのこと。
今日から奥さんの弟と合流して4人で過ごす。

3日目、4日目はスキー板を借りてスキーDay。スキー板、ブーツ、ストック合わせて2日で9,000円(子供6,000円)だった。滞在中1回だけスキーとスノボをチェンジできるらしい。
3日目はTwitterをやる暇がないくらい遊びまくった1日だった。毎日が楽しいとSNSなんてやってる暇ないんだなと再確認する。

朝食バイキングhal

宿泊費に付いていた朝食バイキングへ。朝食はタワーに泊まっている人だと4か所から選べるそうで、まずはhalというラーメンとフレンチトーストがおすすめのレストランへ行った。

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星野リゾートは全体的に洒落ている。

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バイキングはどれも美味しい。星野リゾートは全体的にご飯が高いので、「朝ご飯をたくさん食べて昼ご飯は軽く済ませる作戦」に出ることにした。貧乏人が星野リゾートに泊まるとこうなる。

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特に美味しかったのがフレンチトースト。外側がカリッとしているのは理解できるんだけど、中があまりにもきめ細やかなのが理解できない。本当にパンなのか?パンがここまできめ細やかになれるのか?
まるで風船いっぱいに充填されたクリームを食べているかのようにトロトロと中身がとろけてきて、最高に美味しかった。フレンチトースト嫌いなのに2回もお替りしてしまった。

半日スキー

ご飯を食べたらスキーへ。レンタルは当日でもネット予約ができるのでやっておいた。予約しておかないと結構並ぶから。

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息子氏初のスキー。「ハの字で滑って!」と大人が頑張っていたけれど、よく考えたらまだ「ハの字」が理解できないやつだった。
うまく滑れないしどうしたもんかな、このままじゃ「つまんない!」と言って飽きないかな…と思っていたころのこと。とりあえず運動神経に任せて何も言わずに滑らせてみるかと息子氏をゲレンデに投げ込んだところ、普通にスイスイ滑り始めた。なるほど。習うより慣れろとはこういうことか。

子供向けのスキー場には無料のベルトコンベアが置いてあって移動も楽々。「回転寿司ってこういう気持ちなのかな…」と思いながら登って行った。

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途中スキーからソリに転向した息子氏がネットに激突し、左目が真っ赤にはれてしまった。レスキュー隊員に連れていかれたが大丈夫だったそうで、「絆創膏貼って…」と伝えて貼ってもらったところ元気になって遊び始めた。

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息子氏が初スキーということもあって、スキー初日はリフト券を買わなかった。1回だけ頑張ってリフト頂上まで足で登ってみたけれど、結構楽しかった。明日のリフトはまた楽しみだ。

SUP ミナミナビーチ

今日の夕方も昨日に引き続きプールへ。SUP(1,100円)を生まれて初めてやってみる。

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流れるプールだったので速攻で落ちた。

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這い上がるのがかなりキツくて、10分で相当な体力を使った。かなり楽しい。

今回はプールの上だったからよかったけれど、SUPって海とか湖の上でやるのが多い気がする。水に落ちたときに水飲んじゃうかもしれないし、キレイなプールが初トライで本当に良かった。

ジンギスカン キング

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晩ご飯はジンギスカン。野菜は息子氏が焼いてくれた。

普段肉を食べない息子氏も「お肉全部食べる!」とジンギスカンにはガッツいていた。ジンギスカンって甘いから子供が好きな味なのかもしれない。「じんにすかん美味しいねー」とご満悦のご様子。
ラムカルビが一番うまかくて、ジンギスカンにビール、最高だわ…

夜はちょっと散歩する。

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散歩後に悪魔的な食べ物を食す。

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雪山で食べるカップ麺はなんて最高なんだろう…

グミを買ってもらった息子氏は大人3人にグミを配ってた。優しい。
晩ご飯のあとに部屋の外でおやつを食べるっていうのは、普段はできないちょっと悪いこと。旅先の特別感って雰囲気を、息子氏も気に入ってくれたかな。


4日目 リフトで滑る

スキー2日目。今日はスノボに切り替えて、リフトに乗って山頂へ。
かなり吹雪いてる。

朝食バイキング MIKAKU

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今日の朝ご飯は鮭茶漬けと厚焼き玉子がメインのお店へ。厚焼き玉子がうますぎて、卵10個分くらい食べてしまったんじゃないかと思う。

スノボでケツ打ち部屋でPrime

10年ぶりのスノボだったけれども上手に滑れて調子に乗ってたら、2回目の滑りでダイナミックにケツを負傷して部屋に帰ることに…めっちゃ痛い…年末の「笑ってはいけない」でケツを叩かれるのはこんな気持ちなのだろうか…

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吹雪いていたので息子氏も寒かったらしく、2人で部屋でドラえもんを見ることに。吹雪く世界から暖かい部屋に帰れたときの安心感がやばい。リゾート地にいながらいつでもできるPrime動画を見る贅沢感もすばらしい。

ただケツが相当に痛くて、しゃがむこともできなかった。

ソフトクリーム ファームデザインズ

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うんこみたいなソフトクリームを食べる。めちゃめちゃうまかった。

ワークマンでスノボする

ケツが復活してきた。息子氏は奥さん弟に預けて、夫婦で5本滑る。最後のほうには結構上達していた。夫婦2人で滑ることができて、良い思い出になった。奥さんがめっちゃ楽しそうでよかった。

今回は最近話題のワークマンの服を着ていたんだけれど、‐10℃で吹雪いていたけれどまったく寒くなかった。イージススノーという服で、雪ガードや体温調整機能も付いていて、ワークマンすげえと言わざるを得ない。。
イージスの「スノー」はなぜかネットで検索しても出てこないんだけど、ワークマンのショップに行けば普通に買えた。上下で1万円くらい。見た目はこれ(下)。違和感ない。

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16時のCLOSEギリギリまでやったので、最後はほぼ貸し切りだった。

夕食バイキング hal

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最後の晩餐は事前に予約していたhalでバイキング。1人5,500円。
いくらとサーモンの親子手巻きやステーキ、カニをメインに和洋中のあらゆるメニューが食べ放題。

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特に美味しかったのはいくらとサーモンの手巻き寿司。醤油なしでも旨味が凝縮されている。

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メインのカニとステーキの写真を撮り忘れるくらいに無心で食べ続けてた。カニも美味しくて、焼きガニ、生ガニ、カニの味噌汁と色んなカニ料理が楽しめる。同じカニなのにどれも違った味わいがある。生ガニ本来の塩気が絶妙でお替り必須だった。息子氏は「むくの嫌いだからカニ嫌いー」と言ってた。その気持ちはわからなくもない。
息子氏は明太子パスタが気に入ったらしい。チーズが豊富でクリーミーな明太子なので、大人だけでなく子供も感動する味だった。

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デザートの種類も豊富。映える雲海パフェを筆頭にケーキが6種類くらいあった。バイキングにありがちな甘すぎるということもなく、どれも上品な甘さ。コーヒー片手に食べるスイーツは最高。

水の教会

20時半から教会が無料で見られるとのことで、15分くらい行列に並んだ。

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寒空の中、雪道を5分ほど歩いて教会へ。真っ白い雪に淡い光と明るいホワイトが映えること。
かなりの人がいたので教会独自の静けさはまったくなかったけれど、目から伝わる雰囲気はとっても良かった。ノイズキャンセリングヘッドホンを持っていけば完璧かもしれない。

パウダースノーではしゃいでた息子氏も、部屋に帰って風呂に入ると一瞬で寝落ち。大人3人でサッポロクラシックをゆっくり飲んだ。


5日目 最終日ものんびり遊ぶ

最終日は美味しいものを食べて絶景を見に行く。

朝食バイキング ニニヌプリ

今日の朝も朝食バイキング。毎日新しいレストランで食べられるから日々新鮮味があって楽しい。
今日の会場であるニニヌプリは森の中にあって、大きな全面ガラスから見える雪景色はとってもキレイだった。

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ニニヌプリのメインはイクラ丼。バイキング会場にはすくってもすくっても底が見えないくらいのイクラが置かれている。ご飯よりもイクラのほうが多い贅沢なイクラ丼を作ってしまった。

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イクラ独特の塩気がとっても美味しくて、2回もおかわりしてしまった。イクラ丼の他にもパンや蕎麦も美味しくて、最終日の朝までトマムのレストランを満喫できた。

息子氏は「イクラ食べ飽きたからいらなーい」と言いながらポテトを食べていて、「いつか後悔するがいい」と思わずにはいられなかった。

霧氷テラス

食後はチェックアウトして霧氷テラスへ向かう。サマーシーズンであれば雲海テラスになってるところみたい。

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4人乗りのゴンドラに乗って13分であっという間に山頂へ。あんなに大きいと思っていたホテルが、とっても小さく見える。それほど大きなところまで登ってきたんだ。

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山頂駅から少し歩くと小高いイスを見つけた。息子氏がずんずん登っていき、足をブラブラさせている。見ているこっちがハラハラする…

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昨日までの吹雪が嘘みたいに快晴で、寒いながらもとっても気持ちのいいひとときだった。

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帰ってからはキッズスペースで時間を潰し、特急と飛行機を乗り継いで関空へと帰っていった。
4泊5日の北海道旅行。移動時間がほとんどなかったおかげで、たくさん遊べた。美味しいものもたくさん食べれたし、息子氏のいい笑顔もたくさん撮れた。また北海道に来たいし、別の星野リゾートも行ってみたいな。

今度はどこへ行こうかな。


使ったお金

🍴食事 ¥30,347
🏨宿泊 ¥80,000
👣移動 ¥65,390
📷観光 ¥27,867
総計 ¥203,603

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