きみと暮らせば 読書感想文


こんなに読んでいて幸せになる本ある?
一言で表すなら、これにつきる。

途中まで最近話題のバトンは渡されたみたいな雰囲気とテンポだなぁとおもっていたけど、緩やかさと心の温まりどでいえば同じで、でも同じじゃなくてすごいよかった

父の再婚で血の繋がってない兄妹になった兄とユカリの2人の話。再婚し、何年かたち父と母は事故で他界。好奇の目に晒されながらも二人で生活していく。
本当にのほほんとしたストーリーで、気づけばページをめくっている。

個人的な話をすると、小説や漫画なんかは登場人物が5人以上いると名前を覚えられないので、でてくる人がすくないのはとても助かった。(笑)
わたしこないだ最新話までよんだゴールデンカムイ、リパさんと杉本しか覚えてないくらいだから、本当に助かった

あと全員ね、嫌なキャラじゃないのよ
誰も嫌じゃなくて、素敵なの

わたしもあんな世界に住みたいよう~とおもう一冊、なにか成し遂げることやそれに対して幸せを感じることも大切なのかもしれないけど、日々の暮らしにまんぞくしてじわっと心が暖まるような幸せ、そういうの、よくない?

もちろんいやなこともあるんだけど、そういう暮らしの、間の悪くて面白い人たちと、家族と、こういう人生ほし~!
独り暮らし23さいOLにたりてないエッセンス、間違いなくこれ。

最後に
花をみて根を思う人間であれ
兄の同級生からユカリに引き継がれたこの言葉は、わたしも胸にしまっておこうとおもいました

またよみたいな

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