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ジョン・ランディス「ブルース・ブラザース」(1980)133分

 先日、大学のBBQでお会いした方が「ブルース・ブラザース」Tシャツを着ていて、また見たくなった。1980年といえば、私はバリバリのティーンで、毎週土曜日午後には、米軍放送 FEN(Far East Network、現在のAmerican Forces Network)で放送されていた1週間遅れの「American Top 40」を欠かさず聞いていた。DJはお馴染み、ケイシー・ケイサム(1932-2014)である。ブルース・ブラザースという名前を初めて聞いたのは、「Gimme Some Lovin' 」という曲がチャート入りした時であった。

 ブルース・ブラザースは、この曲の後も「Everybody Needs Somebody To Love」をヒットさせている。惜しむらくは、高校生の私は音楽で満足してしまい、映画を見ていなかったことである。

 今回見返してみて、ギャグがそれほど古くなっていないことに感動した。というか、私はこの種のやりすぎのドタバタが大好きなのだ。
 映像的には、刑務所から出所してくるところの「後光が射している場面」とか、恩人の尼僧に会いに行くところの狭い階段の「俯瞰」と「あおり」を交互に使うあたりが面白い。そしてなんといってもムダに車が破壊されるカーチェイスと、やたら出てくる警察官のエキストラの多さがすごい。このエキストラは、一人何役をこなしているのか?想像せずにはいられない。

 ムダに出てくるといえば、ジェームス・ブラウン、アレサ・フランクリン、レイ・チャールズ(1930-2004)が端役で出てきて、素晴らしい歌唱とダンスで聞かせる。(レイ・チャールズといえば1987年に初めてNYのブルーノートに行った時、立ち見でみた。遠くて小さかったけど。エリーマイラブをやってくれた気がする。。。)
 キャリー・フィッシャーもよくわからないけど、効いている。

 おそらく、元気が欲しい時に見たい映画ということでいいんじゃないか?なんか他にいうことある??

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