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永平寺に招かれて….

仙人界(急性期病棟)
田園界(回復期リハビリテーション病棟)
合わせて 五ヶ月の面会謝絶状態
その 枕元には 一冊の本があった
“臨済録” 
禅宗の本である。
その文字を 追う事しか出来なかった
他の本は 全く受け付けなかった。

“ここを出たら 永平寺に 行きたいな…”

そんな日は 自然な流れでやって来た。

夏ほととぎす…. すずしかりけり

幼少期の愛読書は
日本大百科辞典 日本の仏像シリーズだった….

皆が素通りする景色に魅せられて
全く足が進まない
写真旅
どこを 切り取っても すずしげである

初めてのお招き….
どこか ウキウキしている

雲水(修行僧)が 流暢に説明してくれる

雪深い地ならでは 全ての建屋は
回廊で繋がっている

ゆっくり ゆったり眺めているから
なかなか 進まない

それでいい….

達磨大師

平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲

一筆書きの旅
永平寺に招かれて 
続く….



永平寺の精進料理をイメージし
膳で 出される….ESHITOKOにて

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