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開かずの扉が開く旅 木之本へ  華影彩美

朝目覚めれて 
絶好の〇〇日和

“何処に 行こう?”
いつも いつも 空と雲と山と川だから

“空と雲と山と海”へ

買ったばかりのカメラ?を手に

綺麗な景色を 切り取りたい…

峠を越える
気温10℃
車 屋根無いけど 車内は暖房
露天風呂気分

そろそろ 紅葉が降りてくるなと

一山越えたら 
北国街道 木之本へ
目当ては これ

今では何処でも買えるけど
サラダパンは この店から生まれた

あれ 扉が開いてる

パン屋の向かいの古い建物

入り口の おばさんが手招きをする

“良かったら 観て行かれませんか?
滅多に 開いて無いですから 是非と

聞くと 年に一度開くか 開かないか?
だと…

いつもは この看板を 眺めてるだけだけど…

中に入ると そこは…,

薬局だった…

おばちゃんは 言葉を重ねる
この大海亀は…,

参勤交代の時 加賀藩の前田公が参勤交代の帰路、伊勢神宮に参拝されたのち、当本陣に宿泊されたと
その際、前田公より伊勢から持ち帰られた大海亀を
加賀までは 生きて持ち帰れ無いと
拝受し….

聞くと 此処が 江戸時代の本陣で
あったと….

で後に 本陣薬局となると….

“滅多に観れませんから
ゆっくり観ていってくださいね”と

数年前に 中を改装して
当時を振り返るギャラリーになっていた

織田信長から 拝受した脇差や..

後の薬局の品々が並ぶ

当主は 薬剤師第一号だと…

猫師匠に 魅せてあげたい…

眺めているだけで 愉しい

いつもは この看板を 眺めるだけだが

なんやら開かずの扉が開く旅
始まったようだ…


以前は お昼ご飯を食べに
訪れていたようで

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