たぶんコーンスープを愛する人が近くにいて、それは朝のおじさんではない。

土曜日は燃えるゴミの日で、朝8時までに出すことになっている。

ゴミ収集車は、9時過ぎにくるので、時間の猶予は若干ある。だけれども、何度か寝過ごして、ゴミを捨てそびれたことがある。

そうすると、水曜日までゴミが捨てられない。

そのことが気になって、土曜日の朝は、早く起きてしまう。

今朝も6時半に自然と目が覚めた。

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結構前から、ゴミ捨ての日には、家のまわりのゴミ拾いをするようになった。

ゴミ袋を縛らずに家を出て、家の周りの道路をゴミ拾いしながら周回する。ゴミ捨て場に着いたら、ゴミ袋を縛ってそのまま捨てることにしている。ゴミを拾うため、100均で買ったバーベキュー用のトングを使っている。

ゴミ拾いをはじめると、結構、いろいろなものが落ちていることに気がつく。

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今朝は、イカの松前漬けのプラスチック殻と500mlのコーンスープの紙パックが落ちていた。

（イカの松前漬けは、たしかに美味いよなあ。）

と思いつつも、コーンスープとの組み合わせは、なかなかハイレベルだと気づく。同じところに落ちていたが、はたして同一人物のゴミなのだろうか。

ちなみに、500mlのコーンスープの紙パックは、結構な頻度で拾う。コーンスープを愛している人が近くにいるのだろう。

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1番多いのはタバコの吸い殻だ。次に食べ物のゴミが多い。おにぎりやサンドイッチのゴミだったり、お菓子の袋だったり。

しかし、一体、どこで食べたゴミなんだろう。近くに公園があるが、そこで食べたゴミが飛んできているのだろうか。

他には、Ｔシャツだったり、赤ちゃんのおしゃぶりだったり、ブルーシートが落ちていることもあった。

卵の殻や、だいこんが1本そのまま落ちていることもあった。

それらのゴミがどこから来たのかを推理すると、結構おもしろい。

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そんなこんなで、僕のゴミ捨いはたいして手間をかけていない。

あくまで目的はゴミ捨てで、そのついでにゴミを拾っているだけだ。

でも、しばらく続けて気がついたのだが、朝、ホウキとチリトリで、かなりしっかりと道路の掃除をしているおじさんが2人ほどいる。

心の中で、お疲れ様ですと思いながら、最近は、なんとなく、お互いの守備範囲が確立されてきた。

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今日は二度寝をした。ゴミを捨てて安心して眠れた。