見出し画像

これでわかる!ワンランク上のAmazonショッピング学<上級編>


12月にロサンゼルスに引っ越してきました。

ロサンゼルスというのは不思議な街で、歩いているだけで頭がハッピーになります。

一面のヤシの木、ギラギラ照り付ける太陽、多すぎるガソリンスタンド!

12月だというのに、パーカーを着て外に出ると、汗が出てくるほど暑いのです。

クリスマスツリーの前を、Tシャツ姿のティーンエージャーがローラースケートで走り抜けた光景が印象的でした。

新天地に来た私は、新しい趣味を見つけました。

ではその趣味とは何か?

スケボー?

ドライブ?

違います。

Amazonショッピングです!

ただのAmazonショッピングではありません。

“ワンランク上”のAmazonショッピングです!

(※ここから前置きが長くなりますが、ご了承ください。後半から記事の本編が始まります。)





...新居に越してきて、ある問題に気づきました。

それは、余りに部屋が殺風景で寂しいということです。

私は1人で住むのが苦手で、東京に住んでいたころから、幾つかのシェアハウスを転々としてきました。

大学も決まっておらず、精神的に余裕もなかったので、部屋を自分好みにカスタマイズするということがありませんでした。

備え付けの白い壁、白い机、白い棚。

当たり前の様にそれを受け入れてきた。

与えられた空間の中で、寝て、食べて、作業をする。

だが、それでいいのか?

本当に、その空間は、自分にとって快適なのか?

大学に合格して自分の居場所も見つかり、私はようやく自分の部屋について真剣に取り組めるようになりました。

快適な空間、自分に合った空間というのは、人それぞれ異なるはず。

ニューヨークの生活では、人のお部屋を借りる機会もあり、部屋というものに対して多くの気づきがありました。

魅力的な人というのは、やはり、お部屋も素敵なものです。

それも当然、部屋という空間は、常に自分の魂に働きかけてくるものです。

その上、新しく始まる大学の授業がすべてオンラインということもあり、”自分の部屋”という空間に求められるものが増えました。

気分を盛り上げるために、自分の部屋をデザインする必要があります。

そこで私はこう思ったのです。

“部屋を真っ黄色にしてやろう!”

私はAmazonで片っ端から黄色いものを買い集めました。

カーテン、テーブルクロス、カーペット。

それに、花瓶、ロウソク、椅子。

お部屋はこんな感じに仕上がりました!

画像1

黄色い下地を作った後で、観葉植物や間接照明を飾り、ようやく自分好みの空間をデザインすることができました。

Amazonで黄色いものだけを探すのは、根気のいる作業です。

例えば、黄色い椅子を探すにしても、何千種類もの黄色い椅子がAmazonにはあるのです。

その膨大な選択肢の中から、デザインと値段とレビューを考慮しながら、自分に最もふさわしいその一つを選びださなければならないのです。

黄色との格闘がひと段落着いた後で、私は街に出ました。

家から10分ほどの距離にある、本屋さんに入ってみました。

いつも目に入ってはいたけれど、通り過ぎていた本屋さん。

約1年ぶりに書店というものに入ったのですが、かなりいい雰囲気の本屋さん。

そういえば、引っ越しを繰り返す内に、自然と、紙の本から、kindleの本を好む様になっていた。

本屋さんというのは、やはりワクワクします。

ネットサービスというのは、基本的には”自分が調べたもの”しか提供してくれません。

Youtubeだって、同じような”おすすめ”ばかりを出してきます。

広告すら自分好みにカスタマイズできる時代です。

しかし、本屋さんというのは自分の検索とは全く関係のない本を教えてくれるのです。

なんだか懐かしい気分になりました。

相手に知られていない状態で買い物をできるというのは、一種の開放感があります。

私は2冊の本を手に取り、レジに向かいました。

レジに並んでいるとき、その本屋には本だけでなく、雑貨も置いてあるのを発見しました。

写真やアート系の本が多い本屋さんで、雑貨の品揃えもかなりハイセンス。

誰かが時間をかけて選んでくれたおしゃれな雑貨が、棚には並んでいました。

昔の私なら、思わず一目惚れして、1つや2つは買っていたでしょう。

しかし、その時の私はこう思いました。

“黄色じゃない。”

私は、黄色か黄色じゃないかでモノを判断する人間になっていたのです。

自分のコンセプトにそぐわない商品は必要ではないのです。

私は思わず、自らの”買い物感覚の変化”に驚いてしまいました。

オシャレなもの、かわいいもの、面白いものには、当然の様に価値がありました。

しかし、今、その価値観は、”黄色いかどうか”の下に位置するようになったのです。

それに加え、”検索結果の中から商品を買う”という仕組みにドップリと浸かっていた私は、”誰か選んだ中から買う”という従来の買い物の仕組みが、何だか遠いものの様に感じられました。

Amazonでの買い物と、物理的に店を構えた店舗での買い物とは、その機能だけでなく、”選ぶ”という感覚においても、本質的に異なるのです。

そこで私は、改めて、買い物という行為について考えてみました。

そして、ある真理にたどり着いた。

“大抵のものは欲しくない。”

”大抵のものには遭遇しないし、遭遇しても意識に入らない”

これが、多く人間にとって”選ぶ”の本質なのです。

大抵のものは、いらないし、手に入れる必要がないのです。

いいものを買う、という時代は、既に過去のものになりつつあります。

選択肢が膨大になるにつれて、選択の感覚も進化するのです。

高価なものを買うことが贅沢だった時代は終わりました。

膨大な選択肢の中から、時間をかけて選ぶことこそが、新しい時代の贅沢なのです。

そこで今回は、ある検索ワードを使って、いろんな雑貨をAmazonで調べてみました!

検索をかけたワードは”Rainbow”です。

Amazon(アメリカ版)でRainbowに関連する商品だけを300ページ以上見て、面白かったベスト10を紹介します。

画像2

(本当に300ページ観てきました)

では、ランキングに移ります!





第10位

画像3

ユニコーンのネオン(キーホルダーのおまけ付き)

まず検索を始めてすぐにわかるのは、Rainbowとユニコーンの距離が近すぎるということ

かなりの確率で、ユニコーン関連の商品が出てくるのです

ユニコーンのネオンだけに絞っても、下の画像の様に多くの亜種があります

画像4

アメリカの子供文化に詳しい方ならご存じだと思いますが、マイリトルポニーというアニメがあるほど、アメリカの小さな女の子はユニコーンが大好きなのです

そして、多くのユニコーンのモデルはポニーなのです




第9位

画像5

マーメイドケーキスタンド

カップケーキやお茶菓子を置く為の台座です

Amazonの在庫にある虹色関係の商品には、小さな女の子向けの商品が多いように感じられます

下の画像は商品レビューに載っていた、その使用例です

画像7

ケーキスタンドとカップケーキのデザインを合わせていて、ポイントが高いですね!

これを作ってもらった子供も羨ましいですが、それ以上に、子供のためにこのケーキスタンドを買って、同じコンセプトのカップケーキまで作ったお母さんも羨ましいです






第8位

画像24

レインボーステンレスのテーブルウェアーセット

玉虫色に加工された金属製のフォークやスプーンのセットです

小さな女の子向けの商品のほかに、この手の商品もかなり出てきます

お客さんが来た時に出せば、目立つこと間違いありません

画像6

テーブルセットだけでなく、計量カップやフライ返しもあります

私はこういう金属が存在すること自体を初めて知りました

雨上がりに、水たまりに油が浮かんでいる風景を思い出します

虹色の金属には不思議な魅力がありますね






第7位

画像8

ピローペット(スリープタイムライト)

何のことかよくわからないと思うので、上から見た図を載せます

画像9

背中の穴から光を出して、天井に虹色に輝く星を投影するぬいぐるみです

背中から虹を出すイヌの表情に注目

もし背中から虹を出す機会があれば、皆さんもマネしてみてください

画像10

当然の様に、ユニコーンバージョンもあります


画像11

エルモバージョンもあるよ

人気の高い玩具のフォーマットのようで、色んなキャラクターがいました





第6位 

画像12

リバーシブルのアイスクリームカップ(レインボースプリンクル)

画像13

なぜリバーシブルにしたんでしょうか





第5位

画像15

カラフルウォーターカラーペインティングバックグラウンド

すごい柄のグリーンバック

かっこいいけど、使う場面が思いつきません





第4位

画像17

ヒッピーコスプレセット(4人様)

なんと、4人同時にヒッピーになれます!

凄いですね!

ヒッピーの恰好をしながら対戦ゲームをしたいときにうってつけです

これまで紹介した商品と同様に、多くの類似品が販売されていました

そもそも、パーティーでヒッピーのコスプレをしたいという需要があって、それに応えるべく作られたわけですが、”ヒッピーの制服”という概念がヒッピー的でない様に思います

余談ですが、ホームセンターの玩具売り場に売ってあった、プラスチック製の手錠やピストルの玩具が入った警察なりきりセットを思い出しました

警察のなりきりセットもあれば、ヒッピーのなりきりセットもある

人間って面白いですね


画像18






それではベスト3に移ります!





第3位

画像19

マルチカラーミニドンキーピニャータセット

ピニャータをご存じでしょうか

メキシコや南米で子供のお祭りに使われるくす玉で、中にお菓子を入れます

このかわいらしい人形を棒で叩いてぶっ壊して、腹から飛び出たお菓子を子供たちがむさぼり合うのが、メキシコや南米での定番になっています

画像20

ピニャータと言ってもいろんな種類があるんですね

このかわいらしいピニャータ達を叩くのは、子供心に少しトラウマになりそうです

小さいころにアメリカのアニメを見て育ったのですが、ピニャータが登場する場面を何度か見たのが記憶にあります

実際にAmazonで売ってあるのを見て、少し興奮しました







画像21

      ....ぐヘヘヘ、叩いてみな。






第2位

画像22

レインボーステンレスギタースプーン

ここにきて、まさかの伏線回収です

虹色のスプーンと、ギター型のスプーンが奇跡の合体!

レインボーステンレスのスプーン自体珍しいのに、そこにギターですよ

アイデンティティの塊

痺れますね!







そして第1位は...







画像23

アルパカネオン

かわいい






以上、"これでわかる!ワンランク上のAmazonショッピング学<上級編>"でした。

普段は見る機会のない商品に出会えて、多くの発見がありました!

みんなも新しいAmazonの遊び方を探してみてね!












画像23

この記事が参加している募集

#おうち時間を工夫で楽しく

95,469件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?