うつむいてるキミに決めた!
ポケモンが好き。
と言った場合の温度はいろいろあると思うのだけど、
本編はルビー・サファイアまでしかやってないし、アニメのポケモンもかなり前に視聴を脱落してしまっている。
『ポケモンGO』は一時期もりもりやったけど一年以上ご無沙汰だし、『ポケモンスリープ』もリリース当初に触っただけでアンスコしてしまった。
それでもポケモン好きなんですよ。
子どもと関わる仕事をしている。特にちょっと事情のあるお子さんたちと関わる仕事をしていると、余計にポケモンの存在って嬉しくて。
ポケモンって、個体差があるんです。
ピカチュウって世界に一匹だけじゃなくて、いろんなピカチュウがいる。
ニャロメとかスヌーピーみたいな特定の一匹じゃなくて、犬とか猫みたいな種類の名前だからね。
だからミスドのディグダに個体差があってもなんの不思議もない。
金子みすゞの一節を引用したくなるね。
さらにポケモンには〝とくせい〟というステータスも用意されていて、ほとんどはバトルを有利に進めるためのものではあるけれど。
ピカチュウ同士でも異なるとくせいを持っているみたいなことが当たり前にある。
それが嬉しい。
子どもたちに対して「ぼくたちもポケモンと同じ。それぞれ違うとくせいを持っていて個体差がある」って説明がしやすい。
あいうえお順になってるポケモン図鑑を使ってクイズを出すと、辞書を引く練習にもなるしね。
近所のミスドはわりとハンサムなディグダが多かったんだけど、一匹だけうつむいてるのがいたから、その子を連れて帰った。
カミさんに見せたら「かわいい!」と言ったあとに、「差し直したら前を向くんじゃない?」と。
確かに差し直したら前向きなディグダになりました。
なるほど、下を向いてるディグダには、お家で元気づけられるという利点があったか。
ポケモンはやっぱり相棒という意味での伴侶動物なのだなあ。
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