見出し画像

シネマみな「八日目の蟬」レビュー


女は三界に家なし……。

女であることの苦を受け継ぐ、母と娘の呪わしさを感じました。
男女差ナシで姦通罪再興しようぜ!
父の不倫相手に誘拐されて育てられた娘と、同じカルト施設で育った娘が、自身のルーツを辿る物語。
なお、誘拐された恵里菜も妊娠中。不倫男との子を!
この不倫男たちの「責任は取りたくないけど、モメたくない。ヤる相手をキープだけはしておきたい」って態度が秀逸だと思います。生々しい。
誘拐犯がはたから見ればよい母で、実の母は精神病んで虐待に走るのも生々しい。つらい。
恵里菜には小豆島でずっと暮らしてほしかったです……。

著書最新刊「空六六六 5巻 劫火ノ語リ」好評発売中

同人誌通販(メロンブックスフロマージュ)

作品情報まとめ


この記事が参加している募集

映画感想文

応援いただいた分は、生活費に充てさせていただきます。