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中国古典系

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『論語』などの古典(ギャグ)をまとめてみました😁💖
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2023年3月の記事一覧

2/2に掲載した「觚不觚」の回の觚だが、『太古の奇想と超絶技巧 中国青銅器入門』によると、こんな↓器らしい。とろっとした甘酒のような液体を盛って、匙のようなもので掬って飲んだ❓みたいだが、人物との大きいの対比が分からないので、イラストのようになった(笑)。觚の写真は、同書から。

孔子にまつわるetc

孔子にまつわるetc

先日、『シリーズ 中国の歴史① 中華の成立 唐代まで』という本📕を読んでいたら、6.,7Pに面白い記述があった。

ヒトゲノムが解読されて間もないころ、山東省臨淄(りんし)の遺跡から出土した約2500年前の春秋時代、ならびに約2000年前の漢代に相当する古人骨💀のDNA解析の結果が報告された。

これによれば、約2500年前の臨淄の人類集団は、現代ヨーロッパ人類集団と現代トルコ人集団の中間に位

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濫觴(らんしょう)

濫觴(らんしょう)

 濫觴というのは、水源のことである。転じて、ものごとのはじまりをいう。
 濫は「氾濫」というように、「あふれる」を意味する。
 觴はサカズキである。
 サカズキに溢れるていどの水といえば、たいした量ではない。だが、どんな大きな河も、その水源は、サカズキに溢れるていどの、ちょろちょろとした水なのだ。
 『荀子』や『孔子家語』に、孔子が子路を諌めた物語がのっている。(中略)
 あるとき、子路は「盛服」

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地山謙

地山謙

 『易経』の六十四卦のなかの

は、「地山謙」と呼ばれる。高い山なのに、低い地面にいるようにみせる謙虚さを表すという。

この卦の解釈は、
➖➖謙は享る、君子有終、吉。
となっている。謙虚、謙遜、謙譲は美徳であって、それでもって世の中をスイスイとまかり通ることができ、「有終」つまり終わりを全うしうるというのだ。これが「吉」であるのはいうまでもない。
 ものごとは立派にしめくくるのが大切てある。もち

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『易経』占例に見える孔子

『易経』占例に見える孔子

「旅」という卦の占例の孔子の話。

かくして孔子ははじめて十翼(易経の注解)を作ったという。…と、『ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 易経』にある。

「子曰く、鳳鳥至らず河図を出ださず。吾已んぬるかな」は、『論語』子罕篇にある。

中島敦の「弟子」にも、この一章をもとにした件がある。

見出し画像は、「日本の紋様解剖図鑑」より。

                   🐻

『易経』って…❓

『易経』って…❓

土曜日に買った、『ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 易経』(角川ソフィア文庫)を読んでる最中である。解説によると、占い🔮の辞典のような書物であるらしい。

25Pの図の一部を絵にしたのだが、線と点を合わせたような図⁉️を見た事があると言われる方も多いと思われる。

『落第忍者乱太郎』36巻にも、この図が出ている。

これで、昔からいろいろ占っていたらしい。
🔮🔮🔮🔮🔮🔮🔮🔮�

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春の風物詩

春の風物詩

今朝早く、庭の松の木の下で、キジの鳴き声がケンケン聞こえてきた。毎年、春の風物詩である。
そこで、去年の8/24に載せたマンガを再投稿する😁。

 ニコマ目と三コマ目の茶色の漢文は、『論語』郷党篇の、孔子の食生活に関する一章(の一郎)。一コマ目のも、郷党篇の最終章である。
孔子の食事の準備をする人は、なかなか大変だな😅。
 他の記事を持ってくる技が未だに出来ない熊吉🐻であった😅。
 見出し

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千人所指、無病而死

千人所指、無病而死

『古代中国の24時間』を読み進めて、第12章P256に、

当時のことわざに「千人に後ろ指をさされた者は、病気でなくとも死ぬ」とあるとおり、

という記述があるが、それを読んで、『弥縫録』(陳舜臣著 中公文庫)を思い出して、本棚の奥から引っ張り出してきた😁。
 前漢の哀帝が、熱愛😍の対象の美少年🙀董賢に陵墓を作ったり、大司馬という位を与えたり(何の功績もないのに)したので、丞相の王嘉が、「千

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孔子はお米🌾や麺を食べたか❓

孔子はお米🌾や麺を食べたか❓

『論語』郷党篇の七番目の章(人によって分章は異なる)に、「米🌾は精米されたものほど好み」という一節があるので、それほど普及してなかったが、🌾はあったようだ。

それと陽貨篇にも、宰予という弟子が「喪が三年では長いから、一年でいいでしょう」と言ったのに対し、「あの上等の米🌾の飯を食べ、錦の着物を身につけて、お前は心穏やかなのか」と言った章があるので、高級食材ではあるが、米🌾はあったようだ。

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孔子と箸🥢

孔子と箸🥢

昨日呟いた「箸はすごい」🥢。第1章は〈なぜ箸なのか。その起源と初期の役割〉という構成で、どういう時に箸🥢を使うか、匙や手食もあった等色々述べられていて、46Pに、五穀とは何を指すのか…という事について

子路(孔子の弟子)は、師について歩いていたが、いつのまにか遅れを取ってしまった。やがて一人の老人に出会った。老人は、背中の籠に苗を入れていた。子路が尋ねた。「ひょっとして、師の姿を見かけません

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ご老公が言った論語の一節

ご老公が言った論語の一節

3/2に(再)放送された「水戸黄門」第40部の、富山でのご落胤騒ぎで、終盤にご老公が、偽の御落胤を担いだ家老を指して一言、「巧言令色鮮(すくな)し仁じゃな」。
『論語』学而篇にある。有名な一節なので、聞かれた方も多いと存ずる。

 たくみなことばやたっぶりした表情の人間には、仁(ほんとうの人の心)はすくないのだ、という意味です。
 ふつうなら「仁鮮矣」(仁はすくない)とするところをひっくり返すのは

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だからと言う訳ではないが

だからと言う訳ではないが

夢の中で子路にヒドイ目にあった王充さんは…

孔子の多くの門弟のうち七十人ほどの連中は、いずれも大臣宰相を担当する能力があり、彼らは聖人の教化を受け、文学的才能に磨きをかけられて、知能がふつうの人の十倍になったのは、教訓の効果と薫陶のおかげによるものだ。まだ孔子の門をくぐらなかった時は、村里の凡庸な人で何ら目立ったところなく、わけてもひどい無法者は子路だけであった。伝えてるところによると、子路は恒

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アセ💦った孔子に……

アセ💦った孔子に……

ちょっと間が空いたが、先日のアセ💦る孔子①、②の続きである😁。

なんか、前々回と同じような展開になってしまった😅。
原文(と訳文)は、この何倍もあるのだが、読むのが大変なので、まとめてみた。

王充さんは、相変わらずラッパーキャラである(笑)。なので⁉️、キャラを作る時、赤毛にしてみた😁。服も赤系統。YO.YO言ってるので、冠やヒゲもY形😁。王さんなので、顔もO形😁。という設定なのだ

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