六月

思い出も面影も想いも
ひだまりになって
あたたかくあなたを
守ってくれますように



6/12は祖父の命日。

その9ヶ月前、祖母のお葬式で祖父に会ったとき、祖父はとても元気だった。でもなぜか、これが最後な気がした。「またねー」と言いながら、もう会えないような気がした。

ぶっきらぼうで小言の多い祖父。それを気にしてるのか気にしてないのかさらりと流しながら家事や仕事ををする祖母。生前の二人は孫の私から見て、おしどり夫婦とは言い難かった。

祖母のお葬式で私は初めて祖父の涙を見た。子供のように泣いていた。

祖父の訃報を受けたとき、悲しみと共に「おばあちゃんがいなくて寂しかったんだね。会いたくなっちゃったんだね。」と思った。すごく深い愛があったんだと感じた。

始めに書いた言葉は、私の大切な人が家族とお別れをしたときに想ったことば。私は幽霊やお化けは信じない。でも魂は信じてる。魂は奇跡みたいな出来事も起こす。私にも偶然じゃ片付けられない奇跡みたいな出来事があったからわかる。悲しみの中で浮かぶ思い出や面影や想いは魂だったり心だったりしながらそばにいるカタチだと思う。

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