現在地

私には
長いことマイペースに追いかけてる
憧れの人たちがいる


彼らに出会って夢見た未来があった


高校、大学は
その夢に向かって進んでるはずだった

だけどそもそもそれほど積極性もない
石橋を叩いて叩いて渡らない性格の私

大人になるにつれて
現実と自分を知って
その場所にたどり着くことは
私にはもうできないと思った




彼らもまた厳しい世界で戦い続けていた


私の人生なんてこんなもん

そう思ってた私の前に
変わらずにある彼らの存在に
その背中を見失いたくない、
その世界を見ていたい、
そんな憧れだけで
ただずっと追いかけ続けた



そうして何年も何年も経って



気がつけば私は

夢見た場所のはしっこに

たどり着いてた



たいした取り柄もない私の人生に
特別をくれたのが
彼らのうたと存在



夢見た場所は思ったほど輝いてないし
たどり着いたらそれで終わりじゃない
正直吐きそうなくらいきつい時もある
それでも、そうだこれがやりたかった
そう思う瞬間は幸せと感謝があふれる

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