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子育て世代の叫び

今日は外でお仕事。
帰りの電車での出来事。

隣の席に1歳前後のお子さん&お母さん。
長い移動のようで、お子さんが「あーうー」とのけ反ったりと退屈した様子。

お母さんの膝の上に乗っていたその子の靴の裏がシート上に乗っていた。

すると、向かい席に座っていた女性(イヤホンしながら何やら勉強中)が、突然大きな声でそのお母さんに強い言葉を浴びせた。

眉間にしわを寄せ、聞いてたイヤホンを外しながら放った一言がこれ。

「ねぇあんた!💢こどもの靴ぬがせなよ!」

真面目そうなそのお母さんは「すみません…」と何度も謝り、無邪気にニコニコしてるこどもの靴を脱がせる。

それから、子どもが「あー」「うー」と無邪気に声を出す度に、「シー!静かにね」と言いながら、周りへ「すみません…」。

不機嫌な女性は、依然として不機嫌な顔。
優先席なのに、車両移動もせず、チラチラ親子を監視。

申し訳なさそうにオロオロしてるそのお母さんが、昔の自分を見てるようで、いても立ってもいられなくなった。

そして、女性が降りた後、隣に座るそのお母さんに声をかけてみた。

「私も1人目が小さい時、同じことがあったんですよ。こどもが泣いても「うるさい!黙れ!」と言われたり、「躾がなってない!」と言われたり。子ども小さいと、移動も緊張するし大変ですよね😅」

するとそのお母さん、緊張が解けたのか泣き出してしまった。

「ありがとうございます。注意されたことは当然のことだとわかってたんですけど……😢声かけていただいて救われました…」

私も長男が小さい時、外出時の周りの目が恐ろしかった。でも、救われたことも沢山あった。

優しいご年配の方の「子どもは元気が1番よ」「みんな昔はこうやって周りに迷惑かけてたんだから、お互い様よ」という言葉。

ニコニコ微笑みかけて話しかけてくれるお姉さん。同じ子持ちのママ。

子育て世代へ、世間の目は優しくない国だけど、こうしてお互い声かけ合って、少しずつそうした社会を変えていけたらなぁ、と思う。

その上でも、これを読んでくださる皆さんには、移動中、申し訳なさそうにしてる子連れさんがいたら、ぜひ声をかけて欲しい。
こどもに笑いかけるだけでもいい。

そうして社会に守られながら、温かい目で子育てできる国にしていきたい。

(あ、政治家に立候補予定はありません。)

いただいたサポートは、私の地元(宮城県仙台市)の児童養護施設へ寄付させていただきます。