フォローしませんか?
シェア
uka
2019年10月1日 20:59
夏の午後が似合う小説だと思った。私が江國香織の小説を手にしたのは、これが初めてだったと思う。たくさん本を読む性分ではないけれど、長距離の旅行の前や、しばらく時間に余裕がある時は本屋さんで気になったものを手に入れる。この小説もそのひとつだ。夏の午後が似合うって何だかおかしな表現かもしれないけれど、そう感じたのだ。夏の特に暑い日は人の姿も疎らで、世界はとても静かになる。茹だるような暑さ