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【リーダーの学校】第4回 アチーバーは、倒壊エネルギーから脱する〝運を貯めている〟

倒壊エネルギーから脱する〝運を貯めている〟

運だけで成功できるとは限らないが、運も成功のうちである。運は偶然の産物ではなく、圧倒的成功者でるアチーバーというのは運をも引き寄せているのだ。運を引き込む条件とは一体何だろうか? 
人生を、「何事もなければいい人生」と感じるヒトもいれば、「何もないことは不幸」と感じる人もいる。実際、人生にはマイナスなこともあればプラスのこともある。無駄な時間もあれば、有意義な時間もある。事実私も、世間的には「挫折」と呼ばれるような経験を何度となく積んできた。
・野球の強豪高校にいながら怪我のため甲子園をあきらめた挫折。
・病気のために大学受験を失敗し、とうとう希望校へ進学できなかったという挫折。
・21歳で会社を設立し、経営はうまくいったものの業界のうねりや災害には勝てず、とうとう会社をたたんでしまったという挫折。
今思えば、これらの挫折はみんなどこか根っこの部分でつながっていたのである。マイナスの力、すなわち倒壊エネルギーが働いていたのだ。マイナス思考が連鎖のようにつながり、いつの間にか倒壊エネルギーが自分を支配するようになっていたのである。
 だが、どうだろう。はたしてこれらの挫折は私にとって回り道だったのだろうか?はたして、これらの挫折がなかったら、私は幸せだったのだろうか?いや、そうではないはずだ。私はそうは思わない。その時々には全力を尽くしたし、少なくとも「自分は苦労している」とは思わなかった。ただ、自分の力無さだけではなく「単に運をつかめず、活かせなかった」と思うのである。そして、今では、そうした経験をも、運の3原則に活かすことができる。その後は会社もうまくいき、こうして本を書き、多くのベストセラー本を世に出すことができた。これは私が重ねてきた数々の挫折から成長エネルギーが生まれたからではないだろうか。とすれば、これまでの挫折や失敗も、私の人生全体を見渡せば、きっとプラスの時間であったに違いない。

海老名市長選は再スタート!マイナスから始まったが

そして、現在私は、伊能忠敬を見倣い、50歳で人生を変え、56歳でその1歩を踏み出そうと、地方行政を変える挑戦を始めている。その最初が海老名市長選挙であったが、落選を経験した。その挫折や失敗は、この挑戦ではまだまだスタートだと思っている。必ず、あるべき自分を達成しようと、プラスのエネルギーとなっている。
一見マイナスと思える事柄にもプラスの一面がある。そう思えば、人生の中に無為な時間やマイナスの時期など存在しないと思う事ができる。いくら金持ちになっても、いくら幸せな結婚生活を送っていても、もし、当事者がそれをプラスと考えていなければ幸せにはなれないのだ。
 どんなことがプラスでどんなことがマイナスかについて明確な基準はない、要はその人の考え方、受け取り方によって変わってくるのである。
 そこで提案だ。マイナスだと感じている時期には、「今は運をためている最中なんだ」と考えてみてはどうだろう?そうすれば、マイナスに向かうはずの倒壊エネルギーも、比較的早い時期に必ず成長エネルギーへと変わるに違いない。
つらいときこそ、あなたはいい「運」をためているのだと思おう!

 

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