見出し画像

【自分をつくる本】『自分の〈ことば〉をつくる』


 自分の価値観を自覚せずに、誰かの価値観で生きている場合の問題点は、自分より他人の方が良いかもしれないと思ってしまった時に顕在化するのだと思います。

例えば、自分より他人の方が幸せかもしれないと思ってしまった時。
その存在を本人の中でなかったものにしようと、無意識に相手を傷つける言葉を言ったり、自分の凄さを提示したり、あえて圧力をかけるようなマウント行為をしている場合があるかと思います。

 自分の価値観に蓋をして、誰かの価値観に沿って生きることは、自分に嘘をつき続けて生きることだと思います。

その生き方によって自分だけにその影響が留まるならば、そのままでも良いかもしれませんが、先ほど挙げたような行為をしていると考えると、自分に嘘をつき続けることで他人に迷惑をかけている可能性が高いと言えると思います。

その側面からも自分の価値観を知ることは重要であると、ぼくは考えます。

たとえその瞬間に、嘘をついてたことに気づき、痛みを伴うことがあったとしても、その痛みから目を背けてはならないと思います。
それまでに自分の言動によって、誰かに痛みを与え苦しめていた可能性は大いにあり、その痛みによって誰かも苦しんでいたことを知る必要はあると思うからです。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?