『ケアとは何か』【読書】
利他と密接に関わりのある「ケア」について書かれた一冊。
「生を肯定する」「出会いの場をつくる」「小さな願いごとを大切に」「落ち着ける場所を持つ」「仲間をつくる」これらの主題についてインタビューをもとに内容が書かれています。
特に「落ち着ける場所を持つ」という考え方に共感しました。
in place=しっくりくるというのは、感覚として大事だと感じました。
そんな空間づくりをやっていきたいと思いました。
また、『身体感覚の回復が自分自身の歴史の回復へと直接的につながっていた』という部分が印象的でした。
自分のからだに目を向けて、からだについて再発見するプロセスは、自分が「ここに居る」という落ち着ける感覚を養う機会になると思いました。
ボディワークを提供することは、自己感を取り戻す機会となるのだと思いました。
それは、この本によるケアのゴールである『当事者が自身のからだの感覚を再発見し、自らの願いを保てる、そのような力の発揮』を促すことにつながると感じました。
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