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「とりあえずインプット」から脱却する意味と方法を知ることができる『アウトプット思考』

なぜこれを書くか

以前と比べて、読書は読みぱなしになると身にならないと感じてきました。
今までは大量の本を読むことを優先してきましたが、今は「そこそこの量の読書」と「そこそこの量のアウトプット」を行っていきたいと考えております。
アウトプットありきにしていくためにも、文章に残していくことは意識していきたいと思います。

この本を読む目的

なにかを始める時に、すぐにインプットに頼りがちになってしまっています。どこかに正解があるような感覚があり、それを探す旅に出ているようなイメージです。
ただインプットばかりに時間をかけてきた割に、自分の中に身になって落とし込まれているものが少ないように感じます。それを許容して大量の読書をしてきましたが、ここいらでフェーズを変える必要があると感じています。

「アウトプットとはなにか」は時々気になるテーマになります。
・今まで内田和成さんの本は気になっていながら読めていなかったこと
・たまたま本屋でなにか本を読みたいと感じていた時に目に入ったこと
が重なり、この本を読むことにしました。

著者の方

内田和成さん
早稲田大学の名誉教授。著書に『仮説思考』『論点思考』『右脳思考』などがある。

要約(自分なりの解釈による)

インプットではすでに差がつかない時代となった。

インプット偏重だと、網羅思考の罠につかまってしまう。
「とにかく情報を集める」という状態になっていしまう。
それは、時間もかかるし、そもそも終わりがないからあまり得策ではない。

なぜ網羅思考の罠に捕まるかを考えると、「正解がある」と考えているからかもしれない。
どんなテーマでも正解はない。(例えばコロナのワクチン接種すべきかしないべきか)
そのため、重要なのはどんな「スタンス(仮説)」を自分が選びとるか。
スタンス(仮説)」が決まれば、それをもとに情報収集ができる。
余計な情報は切り捨てることができる。自分のために情報収集しているのであって、情報の発信者のために情報を集めているのではない。

また他の人と差別化するためには、自分の組織におけるポジショニングを意識することが大切。組織に誰がいて、どんな人で、なにが足りないのか、自分が立てるスキマはどこなのかを見極めることが重要である。

学びになった点(感想)

網羅思考では永遠に正解たどり着けない。

世の中の大半のことは正解が存在しないからこそ、どれだけ情報を集めても安心はできないのだと思いました。自分は読書をすることによって情報をインプットしていますが目的がないと本は永遠に発行されていきます。永遠にお金と時間だけかかってしまうかもしれません。
自分がどんな目的でなぜ読むのかをはっきりさせて効果的に、レバレッジの効く読書をしていきたいと思いました。

30歳以降は自分のポジショニングを見極めることが重要。

現在29歳でもう少しで30歳となります。
なにかフェーズが変わるタイミングだと考えていましたが、なんとなくその輪郭が掴めた気がします。
自分の強み弱みを理解し、ポジショニング戦略を実行することが大切なのだと思います。20代で社会人を8年ほど経験すると自分のことがある程度わかってくるのだと思います。
ここからはどこが自分が立つ場所なのかを考えて、それを効率的に伸ばしていきたいと思います。
(現在の強みの仮説:言語化、体系化、法則性を見出すこと、コーチング、引き出す、仮説構築、スピード、資料作成、戦略への興味、思考を整理することなど?)

情報に振り回されるためにも「仮説」が重要

自分のスタンスをはっきりさせておかないと情報に振り回されてしまうということが書かれていましたが、とても納得します。ちきりんさんも同じようなことをなにかの本で書いていました。

営業でも仮説が重要だと考えていますし、情報収集のおいても仮説が大切だと再認識できたので、以前読んで感銘を受けた大前さんの本にも書いてあったので仮説は自分の人生観にとっても重要な要素だと感じています。

この感覚を忘れないようにしたいと思います。

自分が体験するのが大事。本より説得力がある。(一次情報>二次情報)

どこまでいっても読書は二次情報。一次情報に触れる大切さは今までも色々見てきましたが、たまたま最近旅行に行ってきたタイミングと重なり、より理解が深まりました。
「SNSで見た」「テレビで見て知っている」など知っているものは増えました。でも、体感していないことはたくさんあります。
簡単に情報を集めることができるからこそ、簡単に知ることができるからこそ、体験することに価値がありそうです。

二次情報では他人のフィルターを通した情報を部分的に摂取することができますが、一次情報は自分の5感+思考で感じることができるので、思いもよらないひらめきが生まれるのではないかと感じました。

ちょっと方向性は違うかもしれませんが、まずは旅行やキャンプ、気になる場所などを体験しに行きたいと感じました。体験にお金を払う意識を持ちたいと思いました。

■最後に

忘れてしまいますが、要約をする時に自分の言葉で書くのが大切だと思います。自分の頭で情報を編集することで自分の身になる。そう感じます。
まだまだそれが重要だということを忘れがちなので、記憶を強化するためにも繰り返しアウトプットをしてきたいと思います。

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