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特許を銀行で評価してもらう方法

特許は決算書に何円で評価されると思いますか。
少なくとも資産では0円です。
実際は維持に費用がかかるのでマイナス評価です。
ウイテンの場合は資産といえるものが特許しかないのですが、
決算上は現金以外に資産がありません。
日本では無形資産に資産価値を出す方法がないので、技術のみでビジネスをするにはかなり厳しい環境です。
ちなみに銀行には特許の資産評価をして借入をするシステムがありますが、特許の評価に費用がかかるという謎システムです。
利息以外に費用がかかるということです。

苦肉の策でウイテンでは特許の付加価値を銀行に評価してもらう方法を考えました。

簡単な事ですが、
ウイテンでは事業を黒字にしました。
黒字額が資産としての特許の可能性言い換えれば投資に対する利回りです。
銀行で利息払って、どれくらいの利益を出せますか。
借入で作った資産に対してどれ位の利回りを出せましたか。
それを説明する事で融資を起こしました。
弊社の1期目黒字はこれが理由です。
1期目を終えて、日本政策金融公庫の創業融資の稟議を受けました。
稟議期間は半日しかかかりませんでした。
そもそも法人化した時点で特許を活用した売上の目処が立っていました。
なので、支払いを徹底的に絞って黒字を出すことに集中しています。

私は無形資産の評価を出すポイントは利回りだと思います。
現金しかない会社ですが、
資産として資本金を投入しています。
資本金300万円に対して108万円の黒字を出しました。
特許は資産価値0円なので、
300万円の投資に対して34%の利回りがあったと主張しています。
すると利息数%の融資は返す事ができるという返事ができます。
要は無形資産を株式の様な決算書で意味のある資産として主張しました。
この方法が正しいかはわかりません。
創業融資だから借りれたのではという意見もあると思います。
ただ、投入した土地なり資本に対して、
利回りがあるのでビジネスは成り立ちます。
そこの余剰が返済原資になります。
特許は0円で決算書に載せるところがないので、
敢えて別の資本を資産としてみるという考え方を私はしています。
今後は借入が起きたので、
借入金額を特許運用のための資産として扱います。
そこで得られた利益割合を利回りとして計算していく計画です。
銀行の方の納得は得られたので、
融資の理由としては悪くないのではないでしょうか。

ちなみに特許を決算書に資産として計上する方法を
ご存じの方はおしえてください。

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