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婚約指輪を選びに行く前夜の感情



私は明日、婚約指輪を彼と選びに行く。


カルティエ?ブルガリ??ティファニー???
え〜〜〜〜どれにしよう!


といった浮かれた気持ちはほとんどなく(ほとんど)




「婚約指輪を選びに行く」

というイベントを冷静に迎えようとしていて。


そのことに自分自身、大変驚いている。





「婚約指輪を見に行く日の前夜におぼえる感情」
も一生に一度だな、


ということで、

備忘録として
今の気持ちを綴っておく。




まずプロポーズから遡ると、

付き合って2年の彼から
1週間前にプロポーズされた。


私がつついたわけでもなく、
予定調和のプロポーズでもなく、


本当の本当のサプライズだった。

私は、

半年後ぐらい?次の誕生日とか?や、1年先か?

ぐらいに思ってたから、本当にびっくりした。


(後々聞いたら、彼にはこのタイミングを選んだ理由があったようだった)


ただ、
タイミングは先だと思ってたけど、
私の結婚相手は彼だと確信していたから

驚きながらも、もちろん快諾した。


「こちらこそ、よろしくお願いします。」

なんて言ったときには

私の人生にもこんなシーンが訪れるんだ、

と、嬉しいやら恥ずかしいやら感慨深いやら

感情が爆発して泣いた。



それから、

じゃあ来週指輪を見に行こう、と言われ

それが明日というわけ。



指輪を見に行こうと言われたとき、


あ、彼は婚約指輪を渡したいと思ってるんだ


と瞬時に思ったし、


私の反応としては


「う、うん!行く、いくいく!」


といった、若干戸惑いながらも指輪を買ってもらうことをふんわり受け入れていた。



それが1週間経って


ふんわりから、絶対に欲しいに変化した。

その経緯。




元々、結婚の話が出る前まで
私は婚約指輪いらない派だった。

そりゃくれるならもらうけど、
それより新婚旅行盛大に行きたくない?


と、私は思うと思っていた。


ただ、当事者になった今、

気持ちは180度変わって

婚約指輪は欲しい。

むしろ絶対に欲しい。



それはこの1週間で

結婚を実感していくにつれ、
今後の人生について考えていくにつれ、


指輪がないと!!!乗り越えられない!!!


と、強く思ったから。


本当、当事者にならないとわからない感情の変化ってあるね。



ここからが今回の本題、

婚約指輪がないと乗り越えられないと思った理由。



まず、彼との結婚は私が姓を変えて嫁ぐ。

そのことについては話し合い済みだし異議もない。


ただ、やっぱり数十年慣れ親しんだ苗字を変えるのは寂しい。



ここは人によって大きく差がありそうだし

苗字なんて何も気にしないという人も少なくないかもしれない。



けど、

私はやっぱり少し寂しい。


今まで親と同じ苗字で生きてきた人生より、
これから嫁ぎ先の苗字で生きる人生のほうが長くなる。


頭では分かってるし、受け入れているつもりだけど、

どこかまだ実感が湧かない。


それに伴って、

私の本籍は彼の本籍になるのか

とか

将来、自分の親と同じお墓には入れないのか

とか


嫁ぐことによって起こる

具体的な変化をリストアップしていたら


頭を占める感情はやっぱり


寂しい


だった。



ただ、

彼と結婚したい気持ちが
その寂しさを上回る強い気持ちなのは事実。



だから
嫁ぐの嫌だ〜〜とわめきたいわけではなく、


彼と結婚するために、彼の家に嫁ぐために、

私の脳内にわく

「寂しい」という感情を

うまく乗り越えていきたいな、という気持ち。



そこで登場するのが


婚約指輪の存在。



私は

婚約指輪を、


SNSで自慢するためのものではなく、


彼からの覚悟、

「お嫁に来て欲しい」

という彼からの覚悟として受け取り、


この婚約指輪を心の支えにしてお嫁に行きたい。



「籍を入れること、姓を変えること」


なんてものは

喉もと過ぎれば熱さを忘れる

なのかもしれない。



ただやっぱり、


寂しさや


あとは諸々名前変更の手続きの煩わしさとかね


負担を強いられるのはどうしても姓を変える側だと思うから



それを乗り越えるためにも、

婚約指輪を心の支えにしたい。


婚約指輪という、

目に見えるものの安心感をそばに置きたい。





婚約期間という


「独身から既婚者への過渡期」を

私自身、心底納得して、胸を張って

入籍できるように過ごしたい。





と、私はこの1週間で考えたよと、

先ほど彼に伝えた。

婚約指輪を
ただの結婚関連イベントにしたくなかったから。

「確かにらぶみの立場はそうだよね、

婚約指輪にそういう意味を持つことまで想像できてなかったから、聞けてよかった。」


と言ってくれた。


安心して、共通認識のもと選びにいけそうだ。



明日はとびっきり心がときめく指輪を見つけるぞ!


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