見出し画像

なぜ、現SEがオンライン申請の悪そうな点を考える

みなさんは給付金10万円を申請されただろうか。私のところは両親が家族分をまとめて申請してくれたので助かっている。

申請についてオンライン申請と郵送の2種類の申請方法があると思う。

実はオンライン申請のほう1日あたり捌ける件数が少なく300件程度で郵送だと3000件程度だそうだ。

郵送:3000件
オンライン申請:300件

1点目、処理量の問題

まず申請内容を登録するには入力情報のチェックが必要だ。このことはシステムに携わる人間なら容易に想像がつくだろう。

オンライン申請の場合、システムで正しいチェックができていればもっと倍以上の処理が可能だと思う。しかし、銀行の通帳によっては『キョウコさん』が『キヨウコさん』になっていたりルールにバラつきがあるらしい。

IT的には入力された情報と、DB登録されているデータが一致していればいいのだが、上記のような場合は整合性が取れないのでこの点が処理を遅くしている原因だ。

さらに、チェックは人が行っているというので、データだけ送ってあとは郵送と変わらないプロセスで進んでいくらしいので、2度手間であることは間違いない。

対して郵送の場合、役所で印刷した書類を持っていくことで各地方の担当者がチェックするので分散処理することができ、1件当たりの処理量は小さくなる。

一見、郵送のほうが時間がかかりそうに思うが全然そうではないことが驚きだ。

2点目、サーバ負荷

画像1

システムを開発するときに注意する点がサーバ負荷だ。

膨大なデータ量に多量のアクセスはサーバに負荷をかけてしまい、サーバダウンを助長させる。もちろん、ユーザはサーバのことなど考えないのでシステムを利用するので知ったことではない。

さらによくないのが、全国の人が一斉にアクセスするとこうなる。

「オンライン申請開始!」

「サーバダウンしました!」

そりゃそうでしょと言いたくなる。まず北海道の人、東北の人、関東の人といったように段階的に実施したほうがよかったと思うのだが、この声届かないかな。

以上、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?