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「いつも旅のなか/角田光代」を読んで感じたこと


角田さんの最大の趣味は世界各国への旅行らしいです。
空港にリムジンが迎えにきてくれて高級ホテルに滞在して豪華なリゾート…とは正反対の、思い立ったが吉日と旅立ち、リュックをかついで予約をしていない一泊三千円未満の安宿を泊まり歩く行き当たりばったりの長期滞在の旅行なんだそうです。
アクティブ!

だからこそ、ヒールの高いショートブーツで山登りするはめになってたり、屈強な巨人に怒鳴られまくってたり、怪しい薬(ヤクと読んでクダサイ)で死にかけてたり、誘われた釣りに行くのに丸一日ほど待たされたり、エピソード満載なのです。
その書きっぷりも愉快なものなのですよ。

好きな国はタイ。
前世がタイ人なんじゃないかとか思うくらい肌に合うらしいです。
そして、嫌いな国のことも書いてありました。だけど、時間が経って思い起こしてみると嫌いとは言い切れないけど好きでもないから、もう一度行ってみたい国だと感じるとか。
とんだ目にあってもネガティブにならない角田さん、きっと心の広い人なんだろうなぁ。

読んでてとっても楽しかったです。
そして、長くご無沙汰している海外にも旅行にも行きたいなぁ。
角田さんのような度量はないので、パック旅行で。

「いつも旅のなか/角田光代」
愉快になる装丁♪
旅のウキウキが感じられますね

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