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光をガラス瓶に詰めて

免許証更新

期限がギリギリとなって、ようやく免許証更新へ
右足をケガしてから運転もできずの日々で、運転手さん(息子)の都合と自分の体調をすり合わせているうちに、
期限が残り数日となってしまった(^_^;)

冬に生まれたので、当然ながら毎回免許証の更新は寒い時期なのだけど、
今日はちょっと不安になるくらいの温かさ

講習の部屋は窓が開けられていたのだけど、それでもちょっと眠くなってしまうほど

帰り道の小学生がパーカーを腰に巻いてタンクトップ姿で歩いていた

〈優良運転手〉なので前回の免許証更新は5年前
5年前の固い表情の私の写真ともようやくサヨナラ

毎度のことだけど…、やっぱり今回もいい仕上がりにはなってない、
免許証の写真

それでも、5年前の写真よりも今回の写真のほうが「私」が緩んでいるように見えて、なんだかちょっと嬉しくなる(๑'ᴗ'๑)

(免許証更新からの帰り道、暑くて助手席の窓を開けていたので、窓からスマホを突き出して撮った写真)

まだまだ体調の悪いことは多くて、免許証の更新でさえ「起きれるかな?」と不安になる。

それでも、5年前の苦しんでいた自分が少し遠くに感じられるほど、今は不思議なほどに「生きる」ことを心から楽しんでいる私。

闘病、~5年・10年~

それまで「鬱病」という診断で、たくさんの抗うつ薬や眠剤を処方されていた私。
ちょうど10年前、事情があって病院を変わってみると、あっさりと診断は覆る

「双極性障害(躁うつ病)」…そうか、治らない病気なんだ。

そこからの数年間は「うつ」で、ほぼ寝た切り

起きたいし動きたいけど、体は全く動かない

活字も頭に入らない

テレビの音も、人の話し声もキツイ

2~3ヶ月に一度の病院の定期的な診察さえもキャンセルすることが多かった

このまま「ほぼ寝た切り」の人生を送るのかもしれないと覚悟した私

5年前の私は少しずつ動けるようになっていたけど、次男の大学の入学式も断念

目に見える景色の「色」

ほとんど動けなかった頃には、「色」というのを感じられずにいた気がする

私の周りには「うつ」を抱えている人が多い。
「色が感じられない」「なんだかすべてがグレーがかって見える」という言葉をよく聞く

私もそうだったなぁ。

いつ頃だったのか、「あれ?色がある!?」と少し驚いた

「色」はず~っと私のそばにあったはずなのだけど。私には感じらていなかった。

そこから「色」を感じることが増えた

一日起きられなくてベッドの上で過ごしていても、部屋に差し込む〈光〉が刻々と変化していく。
その変化していく〈光〉が、なんと美しくて愛おしい!

南にいた太陽が少し西へと降りていく時間に、部屋へと差し込む柔らかいオレンジ色の光。
その光がただ美しくて、そしてもう二度と同じ光には出会えないのかと思うと、ただ切なくて。

なんてことはなく降り注ぐ光がただ愛おしくて、「この光をガラス瓶に詰めて永久保存できたらいいのに」と本気で思った。
永久保存して、好きなときに取り出して見ることができたらいいのに。

でも、そうしたらたぶん私の部屋は、〈光〉の詰まったガラス瓶で溢れかえり、足の踏み場がなくなる。

お気に入りの〈光〉が詰まったガラス瓶で溢れかえる部屋!!

考えただけで楽しすぎるけど✨(๑'ᴗ'๑)✨(๑'ᴗ'๑)✨

やっぱり光は光として永遠の捕まえられないものだからいいのだろうな(^^*)

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