猫背の原因2 ~筋肉の量と力~
猫背になる理由の1つに、「背骨の構造」が挙げられました。
背骨にもたれるような姿勢が猫背であり、骨と骨で支えている状態とイメージしてください(詳しくはこちら)。
骨と骨で支えているということは、筋肉をあまり使う必要がありません。
(実際は少し違うのですが、イメージしやすいように表現しています)
しかし、筋肉を使わない分、関節に負担がかかります。
もちろん、背骨に限らず、膝などの関節に及ぶこともあります。
(膝の痛みがある人に対して、膝だけでなく姿勢にもアプローチするのは、こうした理由があるのです)
そして、私たちは「いつまでも動けるカラダでいたい」という想いがあります。
これを叶えるためにも、関節には負担をかけたくありません。
数年前から言われているように、要支援・要介護(誰かの助けが必要な状態)になった原因の1位は、運動器(骨や筋肉など体を動かす組織)の問題とされています。
関節に負担をかけることで起こる痛みや動きの制限は、筋肉を衰えさせるだけでなく、寝たきりの要因にもなります。
(日本整形外科学会提唱「ロコモティブシンドローム」より)
さて、そんな運動器の障害にまで発展する可能性がある「猫背」ですが、筋肉を上手く使うことが必要です。
そして、筋肉を上手く使うために知っておくべき内容は2つ。
筋肉の量と力です。
そもそも筋肉の量がなければ、筋肉をうまく働かせることが出来ず、骨と骨で支える猫背の姿勢を助長してしまいます。
筋肉の量が少なくなる最大の要因は、老化と運動不足です。
いつまでも動けるカラダでいるには、筋肉の量を落とさないことも重要なのです。
また、筋肉の量があったとしても、その量に見合った筋力が発揮できない場合も、骨と骨で支える猫背姿勢を助長します。
さて、あなたの筋肉の量はどのくらいありますか?
そして、筋肉の量に見合った筋力が発揮できていますか?
次回は、姿勢改善・猫背改善に必要な「筋肉の量」について詳しくお伝えします。
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