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「語彙は筋肉である」説

気がつけば、2024年の4月も後半に入りました。

時間の経過の相変わらず早いことにため息がもれる昨今ですが、今年度はどういうわけでしょうか、研究のほうで忙しくしようと思った矢先に稼業たる語学のほうでも仕事が立て込んで入ってきているという、よいことといえばよいことが続いています。忙しいのはつらいんですけどもね…個人として、きついことに対する耐性がないもので…


日本に帰国後、運のよいことにトルコ語に関する授業や講座を担当する機会を得て数年経過しました。毎年この時期に新しく知り合う受講生の方々を前にして(主にPCを通じてですが)、改めて教える側としても気合が入る時期です。せっかく来てくださったんだから、何かしら期待することがあるはずだと。さしあたってトルコ語の運用能力の上昇を期待しているはずなんだから、そのサポートに注力しないといけないよな、etc.

で、淡々と教科書を追っていけばそれはそれでひと作業ではあるのですが、上述のように運用能力を向上させるとなってくると、やはりどうしても語彙の強化が必要になってきます。で、これは週1回90分程度ではなかなか身につかない…自分も学習者として、今年のはじめごろからペルシア語を改めて習いはじめた経験からも、語彙強化は別途学習者が個人で手を動かす(あるいは多くの実例を目にする)ことでしか獲得してもらえないのではないかなと思っています。

とはいえ、完全に習う側に丸投げするのもちょっと申し訳ない…と思って、今年担当のクラスでは教科書の内容とは別に配布資料としてテーマごとに語彙リストを提供しようと思っていまして、先ほどもさっそく「職業」についての単語をいくつかリストにして配布したところです。

そういえばnoteでも、トルコ語学習ということに限定して過去にも記事を書いたことがありました。

文法知識が語学の「骨」にあたるのなら、語彙は「筋肉」だ、という趣旨の比喩をわりにいろいろなところで目にする機会があるように思うのですが(出典こそないが!)、たとえて妙だなと思います。

筋肉、大事です。
ダイエットでも筋肉をつけることが必須であるのと同じですわな(たぶんちょっと違うけど)…

ということで新しくトルコ語を始めた人も継続でやっている人も。この春を転機に、地道な「筋トレ」をしていきましょう。

ワイもトルコ語はもちろん、ペルシア語とロシア語もがんばりますやんか。
みなさんは、トルコ語の筋トレをがんばっていただくということで…(なんなら、アゼルバイジャン語をがんばっていただくのも大歓迎です!)

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