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自分の将棋のモチベーションはどこからきているのか、について(1)

気がつけば沼

先日夜中に寝付けなかったところ、将棋アプリでオンライン対局していたら、終局後こんな表示が出まして。

いやほんと、うれしいものです。将棋を続ける喜びの一つかなと。


もう一つの超有名将棋アプリでもこの段位に到達はしていましたが、こちらのほうでもいつのまにか、という感覚です。

実際に自分に、本当にこのくらいの棋力があるのかどうかは自信がないですが、昔よりは着実に棋力が上がってきているということだけは間違いなく言えるのかもな、と思います(仕事の進捗はどうですかとかそういうことは聞くなよください)。

そうか、なんだかんだ棋力が上がっているなと。日本に帰ってきてからも、そのまま将棋は続いているんだよなと改めて思いました。なるほど自分のSNSを振り返れば、テュルク関係者、外国語学習関係者、言語関係者のほかに、堂々たる将棋沼の住人たちがいます。ありがたいことにフォロワーになってくださった方の中には女流棋士や、なんと現役の男性棋士の先生まで。

北尾まどか女流は海外への普及に大変力をいれてらっしゃる先生で、もちろんトルコにも実際に普及活動に行かれたとのこと(残念ながらアンカラではなくイスタンブルだったようですが、いずれぜひアンカラにも)。この理由ただ一つだけでも応援するしかないと心に決めました。

改めて振り返るに、将棋のおかげで一気に自分の世間が広がったと感じます。専門の話以外のチャンネルが持てている、というべきでしょうか。

トルコに行くまで

将棋そのものを始めたのは小学校のころ。同級生の家に遊びに行った時に教わったのがきっかけで、そのずるかった同級生は、駒の動かし方は教えてくれたけど、駒を取るということは教えてくれませんでした(ひどい話だ)。

そんなわけで最初の対局はいったい何が起こっているのかわからず、当然の如くこてんぱんに負かされました(たぶん泣きながら帰ったんじゃないか。覚えてないけど十分あり得ます)。今思い返せば、それが相当悔しかったのだろうと。幼少期の自分。

その後小学校の時に多少本なども読んで、今でいえばアマチュア4級かそれくらいには近いところまで棋力があったような気がします。同じく将棋好きな同級生が数人はいて、昼休みでも校庭で遊ぶようにと推奨されていたところ、無視して教室でずっと指していたこともありました。

そこから中学校高校と受験勉強で忙しくなって、特に高校では通学だけでも片道1時間半はかかるような生活をしていましたから、将棋を指す機会も時間もなく。もしそのまま続けていたらどうなったかな、とたまに思うときはありますが、自分にとっての将棋の位置付けはそこまで、ということだったのでしょうね。

大学でも一時期、大阪の吹田のとある道場に通ったことはありました。ただ、あまりその道場の雰囲気になじめず、いつしか通うのも辞めてしまいました。大学自体でもサークルを作ろうとも思ったことがありましたが、これも早々に断念。

以来15年近く、意識として将棋から遠ざかっていました。たまに将棋のニュースは見たし、その時々で誰が強いとかタイトルを獲得した、というニュースは追っていましたが、戦法がどうだとか、そういうところにはまったく関心がない状態でした。

だから、「ゴキゲン中飛車」という言葉すらあまりよくわかってませんでした(どのへんがゴキゲンやねんな、と)。まして、今得意戦法(自称)にしている「4→3戦法」なんてもってのほかでした。

トルコに行くまでは。

トルコで将棋を再開する

トルコに2014年年末から、日本語を教えに行っていたことはここnoteでも色々なところで書きましたが、最初に持っていったものの中には1セットだけ、将棋の盤駒がありました。

そこまで深く考えていたわけではありません。ひょっとしたら、現地でのなんやかんや(日本的なものの紹介の一端、のような何か)に役に立つかもしれない、と思って。

同僚の一人が、相当指せる先生でした。この先生は日本留学中に教わったのだそうで、実際かなり指せる人でした。

そんなわけでこの先生とアンカラ滞在中、何局将棋を指したかわかりません。初期に一度ひどい負け方をしたことがあって、それでこちらも火がついてしまいました。これはちょっと真面目に勉強しようと。

そこからも何かあった時には、「将棋を指さない?」とお声掛けいただいて、仕事の話ついでに将棋を指す、という日々を送ったことでした。

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もちろん将棋を指したのは同僚の先生だけではありません。せっかく日本語教師としてアンカラに来たのですから、日本語学習者の学生諸氏にももし機会があればぜひ、とは思っていました。というわけで、

ここまで書いてみて、けっこう長くなりそうだなと思ったので、何回かにわけて書いてみようと思います。このテーマも、「アンカラ滞在記」のコンテンツの一部になりそうな気がします。あちらでの活動で、将棋はかなり重要なウエイトをしめていました。ということで続編は近日、また!
※続編を2021年2月21日に更新しました。リンクは以下にあります。



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