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トルコ語だから、こちら側も楽しくなければ

トルコ語にいそしむ昨今ですが、公的な仕事の一つに例の授業があります。おかげさまで多くの受講生の方にご応募いただきまして(これは何回でもアピールしておきたい所存!)、今年度も1回目の講座を火曜日の夕方に終えたところでした。

昨日くらいからGoogle Classroomで実施したアンケートの回答を拝見して、受講生のご興味ご関心などを拝見していたところです。もちろん具体的にはここで明かせませんが、みなさんそれぞれで興味深いです。

1点だけ明かしますと、個人的には九州から参加されている割合が高いというのがうれしい。そう、九州ですよみなさん。われらが九州!

九州でトルコ語に触れる機会というのは、ゼロではなかったでしょうが(たとえば福岡で私の知り合いがやっているのを知っていましたから)、福岡以外の他県だと誰かに習ったりする機会は相当少なかったでしょうから。

同じく九州にいる身としては、これはかなりうれしい情報です。昨年度は関東エリアの方が多かったのですが、毎年変動するのかもしれません。これはちょっとやる気の出るファクターです。オレ、がんばろう…。

さてさて。受講される方々も緊張するでしょうが、講師側もかなり緊張するということはご存じでおられて損しないと思います。問題は、講師側の緊張があまりにも極端だと、受講する側にも伝わってしまうということなのですよね…。(これ、学会の口頭発表とかもそうですよね!困ったことに!)

特に初回というのは独特のプレッシャーというものがありまして、うまく「つかめる」かどうかということを意識していたりするのです。ほかの先生たちとこういう話をしたことはないので、汎用的な話かどうかはわからないですが。

なんせ、オンラインだろうが対面だろうが、この後のクラスの雰囲気というものがかかわってきますから。そしてそのクラスの雰囲気が重くなっていくと、結局は教える側の負担になっていく…。

この手の失敗は、トルコで日本語を教えるときも含めて痛いほどいままで味わってきてもいます。

だから、一人でも二人でも、雰囲気をよくしてくれそうな人がクラスの中にいると講師側的にはありがたかったりするのですよ。その点昨年のOAトルコ語では毎学期助けられました。春学期なんて、こちらはガチガチでしたからね…。

トルコ語、自分自身が楽しいと思っていますから、それをできるだけ多くの人と共有したいというのは割と本気で思っているのです。SNSではまあまあふざけてますけど。

できれば自分もつきつめていきたいし、そこに共感してくれる人の数を増やしたい。そうすれば微力でも、トルコ語人気の向上に貢献するはず…という野心がある、という話はしょっちゅうしていると思います。笑われるかもしれませんが、そこはわりと真剣なのです(知らなかったでしょ?)

いっぽうで、(あまりこういうことは書かないほうがよさそうな気もしますけど)気楽に参加してほしいなという思いもあるのです。なんせこちとら、先ほど書いたように「間口を広げたい」のですよね。トルコ語の。

その後でさらにテュルク諸語にも人々の目が行ってくれたら最高じゃないですかと。そこだけはぶれずにやろう…いや、やらなければ…

ということで、画面に映るとき、あるいは人前に出るときはかなりモードを変えます。それは「キャラ変」と呼ぶべきなのか、テンションを意図的に上げると表現すればいいのかわからないのですが。

まあしかし、こういうのはみなさんも大なり小なり同じような状況になればそうするよね?とも思うのですが。このエネルギーの差があるせいなのか、開始1時間前くらいから、毎回気分がとても落ち込みます。いまだに。

だから、1コマでも終わった後は相当疲れていることが多いのです。前後の準備も含めて、授業をもつってのは本当に大変なこと。それを何コマもこなしている世の先生方にはリスペクトしかない…

話はそれましたが。
そんなわけで、さように大変な授業ですから、受ける側もやる側もできるだけ楽しい時間になるほうがいいよなと思います。自分にとっては、ライフワークたるトルコ語がその科目であるならなおさら。

毎年度息切れしがちだから、と自戒をこめつつ。Elimden geleni yaparım… (できるかぎりのことをする)の精神で、今年度もやっていきたいと思います。逆説的ですが、それは自分が楽しくやるためだから、と思いつつ。

プライベートクラスのほうもOAのほうも、あるいはサークルのほうも(サークルやってますのよ。Haberiniz olsun)。私の「テュル活」に参加してくださるみなさま、いつもありがとうございます。そんなわけで(どんなわけだ)、あらためて今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

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