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HSP=創造性豊か?

こんばんは。宇賀神です。

「HSPは創造性豊か」は正しいでしょうか?

オランダの3人の研究者が興味深い報告をしています。


今日は、この内容からHSPを正しく知るとはどういうことか考えてみます。

高感度な人へのインタビューを分析して、次のような6つの特徴が共通すると分かりました。

1:肯定的、否定的な感情反応がより強い

2:自分の欲求を犠牲にしてでも、他の人の欲求に注意を払う。

3:よく考え、よく反省する

4:感覚的、社会的な刺激に影響されやすい

5:より多くの、より詳細な情報を理解することができる。

6:その高い感受性は、自分の存在全体と個人的なアイデンティティを包含しているという考え。


HSPの特徴だなと思うものばかりで、DOESの内容と重なります。この研究でも、アーロン博士が発見した特徴と同じような結果が出ているようです。

私が面白いと思ったのは、この6つに入らない次のような特徴があったことです。
それは、『 ある人にとっては重要でも他の人にとっては重要でないもの 』です。

・仕事や勉強の難しさ(プレッシャー)
・創造性、アイデアの多さ
・内向的か外向的か
・一生懸命働くこと、完璧主義
・強烈な体験と豊かな内面世界
・精神性


この中にはHSPの特徴と思われがちなものが入っていると感じませんか?(創造性、内向性、豊かな内面世界など)

人によってそうでない場合があるということは、これらの特徴が気質によるものではなく育成歴の違いによるものであることを示唆しています。

HSPはプレッシャーに弱いとか、内面世界が豊かだとかよく書いてありますが、研究の結果からはそのようなことは言えないということですね。

「HSPあるある」情報には、明らかに偏りがあるものもありますし、根拠のないものも多いので研究者の報告に触れるのは大切です。

ただ、そういう情報は日本ではまだ少ないです。私が信頼する飯村周平先生は、正しいHSP認知を広げる活動をされています。

この度、飯村先生のご著書が発刊されることになりました。予約販売中で手元に届くのが待ち遠しいです。


「よくある誤解や必要なケアについて、科学的根拠(エビデンス)をもとにまとめた日本では初めての本」です。

「研究」とか「科学的根拠」と聞くと堅苦しい感じがするかもしれませんね。

でも、正しい知識がベースになくてはHSP気質での悩みを解決することは難しいです。

繊細でない人は、HSPを「神経質」「弱っちい」というイメージで見ていることがよくあります。少数派であるHSPは偏見にさらされてしまいがちです。

正しく理解する人が増えていかないと、こういった偏見はいつまでもなくなりません。ですから、まずは私たち自身が正しい知識を持つことから始めていきたいと思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!

心の安全基地『ここ庵』
主宰 HSP神経〆りょう

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